学園のあゆみと理念
そして未来へ

神奈川大学のあゆみ
神奈川大学のあゆみは、創立者・米田吉盛(よねだよしもり/現 愛媛県内子町出身)が29歳の1928年に、横浜で働く勤労青年たちの旺盛な勉学需要に応えるために横浜・桜木町の桜木会館に夜間部のみの横浜学院(法学科・商業経済科)を開設したことに始まります。当時は関東大震災や金融恐慌の混乱もあり、騒然とした社会状況の安定には中正堅実な青年、自律した教養ある社会人を世に送ることが必要であるとの思いから創設された横浜学院は、その翌年1929年に旧制の横浜専門学校となり、米田は「専門の学理を研鑽せしめ、かつその応用力を会得せしめ以て実際に役立つ人物を養成する」ことを教育の基本方針としました。向学心あふれる学生に積極的に学習機会を提供するため、草創期から地方入学試験や給費生制度、市民対象の公開講座が実施され、現在に至っています。
そして、1949年の学制改革により、神奈川大学が誕生しました。当時からゼミ活動が充実しており、“ゼミの神大”と呼ばれました。学部学科の拡充、キャンパスの整備が進められて、1965年には4学部10学科を有する総合大学に飛躍し、1967年には大学院が設置されました。
神奈川大学は常に様々な改革を進めており、新たな学部の設置をはじめ、2021年にみなとみらいキャンパスを開設、2023年には横浜エリアに全学部を集結させました。現在、大学・大学院、附属中・高等学校を含めた学生生徒数は約2万人に達し、各界で活躍する卒業生約26万人を送り出し、全国有数の総合大学としての発展を続けています。米田吉盛が提唱した「教育は人を造るにあり」という確固たる教育理念は、今なお受け継がれ、実社会で貢献できる優れた人材育成に寄与し続けています。
沿革
- 1928(昭和3)年
- 米田吉盛が「横浜学院」を創設(旧横浜市中区桜木町)
- 1928(昭和3)年
- 西戸部町富士塚(現横浜市西区境之谷)に移転
- 1929(昭和4)年
- 専門学校令により「横浜専門学校」設立認可
- 1930(昭和5)年
- 六角橋に移転、横浜キャンパス開設(5月15日 創立記念日)
- 1933(昭和8)年
- 「給費生制度」創設、全国主要都市で給費生試験を実施
- 1949(昭和24)年
- 学制改革により「神奈川大学」設置
- 1950(昭和25)年
- 神奈川大学短期大学部を設置
- 1967(昭和42)年
- 神奈川大学大学院を設置
- 1985(昭和60)年
- 神奈川大学附属中学校・高等学校開校、中山キャンパス開設
- 1989(平成元)年
- 平塚キャンパス開設(2001年に湘南ひらつかキャンパスに名称変更)
- 1998(平成10)年
- 横浜キャンパス再開発計画開始(2002年完了)
- 2002(平成14)年
- 神奈川大学短期大学部廃止
- 2004(平成16)年
- 専門職大学院法務研究科(法科大学院)設置
- 2004(平成16)年
- みなとみらいエクステンションセンター(KUポートスクエア)開設
- 2008(平成20)年
- 創立80周年、「学校法人神奈川大学将来構想」公表
- 2018(平成30)年
- 創立90周年
- 2019(平成31)年
- 専門職大学院法務研究科(法科大学院)廃止
- 2021(令和3)年
- みなとみらいキャンパス開設
- 2023(令和5)年
- 横浜エリアに全学部を集約










横浜キャンパス 3号館展示ホール
神奈川大学史展示室 ~神大の足跡を辿る~
横浜キャンパス3号館内にある「ミュージアムコモンズ」は、3つの展示室(神奈川大学史展示室、常民文化ミュージアム、企画展示室)と学習スペースおよび多目的に利用できるラウンジの3つのゾーンで構成されるスペースです。展示を中心とした大学の歴史や研究成果の発信の場、それらを活用した学生や地域に開かれた学習・交流の場として活用されています。
神奈川大学史展示室では、「学校をつくる」「学生生活」「教育と研究」を柱としたテーマごとの展示を行い、展示室東側外壁に創立者米田吉盛と学校設立の協力者を紹介する壁面展示と創立者の胸像設置を行い、展示室出入口横には、神奈川大学の年表が設置されています。


- 神奈川大学資料編纂室特設サイト
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神奈川大学資料編纂室では、現在までの収集資料の体系的な整理保管、そして、収集資料の有効な活用を進めるとともに、学内外の関連資料の収集に努めています。このホームページでは神奈川大学の歴史(年表)やキャンパスの変遷、関連する刊行物についてご案内しています。