神奈川大学評論 第94号 目次

  1. 評論の言葉
    それぞれの時間:佐藤裕美
  2. エッセイ
    ヒト中心主義の問い直しは可能か?:川田順造
    特集=文化人類学再考――グローバル化と多文化共生社会のなかで
  3. 対談
    そして人類学が残る――グローバル、AI時代のなかで:中沢新一・小川さやか・松村圭一郎
  4. 特集評論
    • 日本人のアフリカ文化研究私感:中林伸浩
    • 人類学と「文化の同時通訳」の時代――「女性婚」再論を例として:小馬 徹
    • 日本文化論:船曳建夫
    • 構造主義と文化人類学:小田 亮
    • 生殖医療技術の文化人類学:出口 顯
    • 日本常民文化研究所と文化人類学――渋沢敬三の目指した“民”の学:佐野賢治
    • 柳田国男・折口信夫と文化人類学――『民族学研究』沖縄研究特集を焦点に:泉水英計
    • タイ農村とコミュニティへの視座――エンブリーからコミュニティ文化論、そしてその先へ:高城 玲

  5. うまれなかった惑星に似た、:北川朱実
  6. 講演記録
    ケルン大聖堂建築工房の歴史:ペーター・フューセニッヒ  翻訳 小松原由理/ウーテ・シュミット
  7. 書評
    • 原仁司著『夜に抗して闘う者たち――:ジョン・レノン、ロベルト・ボラーニョ、桐山襲』:黒古一夫
    • 小馬徹著『子供はみんな天才人類学者――文化人類学事始め』:國弘暁子
    • 中島三千男著『天皇の「代替わり儀式」と憲法』:芳賀繁浩
    • 後田多敦著『救国と真世――琉球・沖縄・海邦の史志』:小倉英敬
    • 田島泰彦著『表現の自由とメディアの現在史――統制される言論とジャーナリズムから遠ざかるメディア』:梓澤和幸
    • 窪田涼子著『中世在地社会の共有財と寺社』:蔵持重裕
  8. 論壇時評
    覚醒させる社会と隠蔽・修正する社会――歴史をめぐる岐路と選択:後田多 敦
  9. コラム
    正岡子規 人生のことば 第48回:復本一郎
  10. 歴史の証言
    古文書の語る時代と社会(89)
    「浜浅葉日記」から読み解く明治改暦:太田原 潤
    神大ノート
    ▽編集後記 山家京子・千葉陽史・白取祐司