神奈川大学評論 第84号 目次

  1. 評論の言葉
    社会の希望に向けて:兼子 良夫
    特集=社会の希望――格差と不寛容社会のなかから
  2. 特別インタビュー
    不寛容社会と希望――デモクラシーの現在:辺見 庸(聞き手・編集専門委員会)
  3. 特集評論
    • 若者の就労問題――仕事の「ブラックボックス化」の克服に向けて:本田 由紀
    • 高齢期の貧困をめぐって:平岡 公一
    • 市民社会の革新と若者の社会運動――SEALDsが開示した地平:佐藤 学
    • つながりの喪失と再生にむけて――失業者のメンタルヘルス調査を中心に:廣川 進
    • なぜ福井がモデルなのか?――最悪が最善を生み出すサイクル:藤吉 雅春
    • 子どもの貧困――ワーキングプアの視点から:戸室 健作
    • 「生きづらさ」からパナマ文書まで:雨宮 処凛
    • ロストジェネレーションの「労働」と文学――小山田浩子を中心に:矢澤 美佐紀

  4. さんざめく種:佐川 亜紀
  5. 講演記録
    辺野古の海、大浦湾で起こっていること:目取真 俊
  6. 連載ルポタージュ
    沖縄の軍事的性暴力(3)―ある写真家の変遷―:川田 文子
  7. 連載評論
    改正を言う前に考えるべきこと(6)―基本的人権は、どのように保障されることになったか(承前)―:橘川 俊忠
  8. 書評
    • 萩原金美著『検証・司法制度改革Ⅱ――裁判員裁判・関連して死刑存廃論を中心に』:馬場 健一
    • 安彦忠彦著『教育史の中の内村鑑三』:野原 明
    • 廣田律子編著『ミエン・ヤオの歌謡と儀礼』:櫻井 龍彦
    • 小馬徹著『文化を折り返す――普段着でする人類学』、『フィールドワーク事始め――出会い、発見し、考える経験への誘い』:石井 溥
    • 小林孝吉著『原発と原爆の文学――ポスト・フクシマの希望』:原 千代
  9. 論壇時評
    知性の政治は可能か――英国のEU離脱と分断する社会:丸山 茂
  10. コラム
    正岡子規 人生のことば その39:復本 一郎
  11. 歴史の証言
    • 古文書の語る時代と社会(79)――文字記録のバイアスと口承のゆらぎ:後田多 敦
    • 第85号予告
    • バックナンバー一覧
    • 編集後記:小馬 徹・荏原 直子・白取 祐司