神奈川大学評論 第81号 目次

  1. 評論の言葉
    格差、不平等と経済危機:鳴瀬 成洋
  2. 巻頭エッセイ
    いまは「戦前何年」なのか。:目取真 俊
    特集=戦後七〇年と日本社会――歴史と未来の交点
  3. 座談会
    戦後七〇年と日本社会――歴史と未来の交点に立って:アーサー・ビナード・米谷匡史・阿部浩己
  4. 特集評論
    • 美しき国へ、古き良き時代へ:酒井 直樹
    • 危機の時代の歴史学と歴史学の危機:成田 龍一
    • 七〇年後のドイツ――議論による共同学習か、国家の利害か:三島 憲一
    • 「歴史問題」はなぜ終わらないのか――日本は内向きの歴史「偽装」をやめるとき:田畑 光永
    • 戦後七〇年と科学政策:藤垣 裕子
    • 戦後日本における朝鮮植民地支配の歴史認識:外村 大
    • 沖縄自治と基地問題――戦後沖縄の「自治」の歩み:佐藤 学
    • 「大本営」を求めている日本のメディア:金平 茂紀
    • フクシマの前と後:鎌田 慧
    • 「被害」と「加害」の関係を越えて――戦争文学・再読から見えてくるもの:黒古 一夫
    • シベリア抑留と満蒙開拓――個々の体験と記憶・歴史の声として:畑谷 史代
    • 格差と貧困――ピケティ現象と資本主義の疲弊、ピケティ現象とそれが意味するもの:的場 昭弘

  5. スヒとオトシブミ:李 美子
  6. 座談会
    戦後七〇年を語り継ぐ――一九四五年度生まれから次世代へ:橘川 俊忠・森 武麿・安田 常雄
  7. 研究の周辺
    • 本の目次(承前):諸田 實
    • 原富太郎と三溪――富岡製糸場と三溪園に込めた生糸商の意志――:内海 孝
  8. 書評
    • 岩根圀和著『スペイン無敵艦隊の悲劇――イングランド遠征の果てに』:山本 信太郎
    • 橋本宏子著『社会福祉協議会の実態と展望――法学・社会福祉学の観点から』:大矢野 修
    • 後藤晃著『オアシス社会50年の軌跡――イランの農村、遊牧、そして都市』:諸田 實
    • 中町泰子著『辻占の文化史――文字化の進展から見た呪術的心性と遊戯性』:常光 徹
  9. 論壇時評
    感情の民主主義:丸山 茂
  10. コラム
    正岡子規 人生のことば その36:復本 一郎
  11. 歴史の証言
    • 古文書の語る時代と社会(76)
      『新撰咒咀調法記大全』概略:成田 さくら子
    • 第82号予告
    • バックナンバー一覧
    • 編集後記:小馬 徹・石崎 亜里・阿部 浩己