神奈川大学評論 第74号 目次

  1. 評論の言葉
    「衣食足りて礼節を知る」:中島 三千男
  2. 巻頭エッセイ
    罵詈雑言悪態行進:中沢 けい
    特集=歴史と思想―20世紀再考から未来へ
  3. 対談
    歴史と思想―「3.11」から未来へ:松浦 寿輝、大澤 真幸
  4. 評論
    • 歴史と思想―20世紀を見つめ直す:入江 昭
    • リベラリズムの想像力:仲正 昌樹
    • 『魔の山』の世紀―「中欧」と「間ヨーロッパ」、そして「東欧」:小島 亮
    • 苦海と浄土―もう一つの「負債」論―:佐藤 泉
    • 日本の政党を考える―歴史・思想的側面に光をあてながら―:大川 千寿
    • 原爆の死者たちと既成の宗教思想・政治文化
      ―『希望(エスポワール)』創刊者・河本英三の原爆小説を読む―:高良 留美子
    • 「歴史と思想」を語ることは可能か:尹 健次
    • 村上春樹の「文化(カルチュアズ)」と閻連科の「文化(カルチュア)」―歴史思想としての文化概念:小馬 徹
    • 戦後の日本と今後の日本:的場 昭弘

    • 未来への地図:岡島 弘子
    • EUのストレステストと新エネルギー戦略
      ―駐日EU代表部バーバラ・ローデ公使参事官の講演を聴講して―:石井 伸一
  5. 研究の周辺
    南薫造『従軍日記』の図版検証―戦前絵葉書の美術史拾遺―:彭 国 躍
  6. 書評
    • 桜井邦朋著『日本人の知的風土』:今田 忠彦
    • 安彦忠彦編著『子どもの発達と脳科学―カリキュラム開発のために』:田中 統治
    • 鳥越輝昭著『表象のヴェネツィア―詩と美と悪魔』:巽 孝之
    • セルバンテス著・岩根圀和訳『新訳 ドン・キホーテ 前後編』:石井 美樹子
    • 川島秀一著『津波のまちに生きて』:花部 英雄
    • 小林仁・川瀬博・石川孝之著『池子の森のエコフィロソフィ』:東郷 佳朗
    • ムンシ・ロジェ・ヴァンジラ著『村上茂の伝説
      ―カトリックへ復帰した外海・黒崎かくれキリシタンの指導者』:クネヒト ペトロ
  7. 論壇時評
    われわれは、いつまで錯覚の中を生きなければならないのか:橘川 俊忠
  8. コラム
    正岡子規 人生のことば その29:復本 一郎
  9. 歴史の証言
    • 古文書の語る時代と社会(69)
      永禄元年(一五五八)十月吉日夏年貢等注文―二神司朗家文書―:前田 禎彦
    • 第75号予告
    • バックナンバー一覧
    • 編集後記:天野 力、小森田 秋夫、橘川 俊忠