- 評論の言葉
遊離する魂と招魂:廣田 律子
- 巻頭エッセイ
遠野の歴史と地域力:五味 文彦
特集・民俗学と歴史学―『遠野物語』100年と日本人
- 座談会
『遠野物語』100年と日本人―民俗学・歴史学・文化人類学から―:川田 順造、赤坂 憲雄、福田 アジオ
- 特別インタビュー
柳田国男から日本、普天間問題まで
―戦後第4期の現在をめぐって―:吉本 隆明氏、聞き手 橘川 俊忠
- 評論
- 思想史としての民俗学―柳田民俗学と日本思想史―:川田 稔
- 1910年と柳田國男と『遠野物語』:鎌田 東二
- 秋葉隆の「朝鮮民俗学」と植民地主義:南 根 祐
- 柳田國男と現代民俗学―柳田民俗学の現代的意味―:岩本 由輝
- 網野善彦における未完の「日本」論:山本 幸司
- 宮田登と民俗学:古家 信平
- 『遠野物語』と東北研究―ザシキワラシとオシラサマの研究をめぐって―:川島 秀一
- 日本古代・中世の性とセクシャリティー:服藤 早苗
- 女性と歴史学―高群逸枝の夢―:丹野 さきら
- 異族の論理 柳田國男と吉本隆明:安藤 礼二
- グローバリゼーションと柳田民俗学―郷土研究から世界常民学へ―:佐野 賢治
- 「味噌買橋」の渡り方―民俗学と歴史学はいかにして出合えるのか―:小馬 徹
- 詩
返信:新井 豊美
- 研究の周辺
連邦制的統治能力を求めたユーロ危機:石井 伸一
- エッセイ
もう一つの『細雪』
私家本『エルベに舞う―ある日系ドイツ人バレリーナの半生』:石川 美邦
- 書評
- 堀場清子著『高群逸枝の生涯―年譜と著作』:西村 汎子
- 村井まや子編『ジェンダー・ポリティクスを読む―表象と実践のあいだ』:鈴木 彰
- 山口徹著『歴史の旅 甲州街道を歩く』:藤田 覚
- 永野善子訳『フィリピン―歴史研究と植民地言説』:岡田 泰平
- ジェイコブ・J・アコル著 小馬徹訳
『ライオンの咆哮のとどろく夜の炉辺で―南スーダン、ディンカの昔話』:中村 香子
- 神奈川大学日本常民文化研究所論集
『歴史と民俗26 特集 歴史と民俗の語り方』:品川 大輔
- 小林孝吉著『記憶と和解―未来のために』:田中 実
- 竹内敬人著『人物で語る化学入門』:松本 正勝
- 論文
戦後断絶期の中国観1946―1952(10):田畑 光永
- 論壇時評
世論調査で動く政治の危うさ:橘川 俊忠
- 経済時評
- 経済を読む 過去と向き合う―「加害者」としての自覚―:鈴木 芳徳
- 経済を読む 山本周五郎の金銭観:鈴木 芳徳
- 鈴木芳徳君を偲ぶ:小林 晃
- コラム
- 正岡子規 人生のことば その21:復本 一郎
- 日々是川柳的 第10回 ○○、始めました:新垣 紀子
- 歴史の証言
- 古文書の語る時代と社会(62)
平戸藩藩校の「維新館日記」を読み解く:高橋 知可子
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第67号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:的場 昭弘、池原 治、橘川 俊忠