- 評論の言葉
自由であることの困難:丸山 茂
- エッセイ
宇宙の微塵となりて:鎌田 慧
特集・ベルリンの壁崩壊20年―歴史から未来へ
- 巻頭対談
ベルリンの壁崩壊20年―世界と日本はどう変わったのか―:見田 宗介、藤原 帰一
- 評論
- パックス・アメリカーナの終わり:酒井 直樹
- 一つの壁から無数の壁へ:大澤 真幸
- ソ連崩壊とロシアの行方:下斗米 伸夫
- ドイツ統一から二○年―ビジョンの崩壊―:三島 憲一
- 近代国民国家を超えるニ一世紀のアジア:岩間 陽子
- ドイツ統一と朝鮮半島―ハーバーマスの介入とその後―:文 京洙
- 「二一世紀型社会主義」―ラテンアメリカにおける新しい社会理念の成立―:後藤 政子
- 一九八九年 ― 二○○九年 喪の終わるとき、記憶の再構成:的場 昭弘
- 冷戦の終りと政権交代の始り―市民の、市民による、市民のための政府へ―:後藤 仁
- 詩
太陽視覚:水無田気流
- 講演記録(神奈川大学創立80周年記念講演)
私のマルクス体験と現代:コルナイ・ヤーノシュ/出雲雅志 訳
- 研究の周辺
- 幼い娘がしてくれた構造人類学のレッスン―レヴィ=ストロースの贈り物―:小馬 徹
- トクヴィルと永井荷風:中田 豊
- 書評
- 秋山憲治著『「米国・中国・日本の国際貿易関係』:清水 嘉治
- 石田甚太郎著『暁の大地』:林 浩治
- 鷲見洋一著『「百科全書」と世界図絵』:逸見 龍生
- 後田多敦著『「琉球の国家祭祀制度』―その変容・解体過程:小熊 誠
- 論文
戦後断絶期の中国観1946―1952(9):田畑 光永
- 論壇時評
日本社会は変わりうるか:尹 健次
- 経済時評
経済を読む(最終回) 朝鮮幣制と日本:鈴木 芳徳
- コラム
- 正岡子規 人生のことば その20:復本 一郎
- 日々是川柳的(9)母、礼賛 :新垣 紀子
- 歴史の証言
- 古文書の語る時代と社会(61)
最上紅花の輸送と運賃負担:森田 昌一
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第66号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:大澤 定順、田中 賢、後藤 仁