- 評論の言葉
生物と非生物:齊藤 光實
- 巻頭エッセイ
雲隠れのための場所:新井 豊美
特集・死を受容する社会と文化―生と死をめぐる時代風景
- 対談
- 死と宗教と文学をめぐって:中沢 新一、平野 啓一郎
- 死の受容と文化―生と死をめぐる社会風景―:波平 恵美子
- 生命論的世界観の構築―生の本質に向き合う―:中村 桂子
- 死をめぐる民俗の近・現代―先祖祭祀の変化を視野に:松崎 憲三
- わが国の自殺の現状:高橋 祥友
- 現代医療と死生学:小松 奈美子
- 死の文化比較―古代神話から現代の生命倫理まで―:伊坂 青司
- 死が遠ざかった時代に、作品を死まみれにさせていた現代日本文芸:三輪 太郎
- キリスト教時代を生きる祖霊と死霊―現代アフリカ社会の死と葬の一段面―:小馬 徹
- 死生学の課題と「人」の定義―「パーソン」と「ペルゾーン」の日常的用法から―:小椋 宗一郎
- 詩
獄中の虫:浜江 順子
- 書評
- 杉田敦著『政治への想像力』:橘川 俊忠
- 岩美照代著『ヒロインたちの百年―文学・メディア・社会における女性像の変容』:矢澤 美佐紀
- 鎌田 慧著『いま、逆攻のとき―使い捨て社会を考える』:大林 弘道
- 高良留美子著『恋する女―一葉・晶子・らいてうの時代と文学』:小林 美恵子
- 若松隆・山田徹編『ヨーロッパ分権改革の新潮流―地域主義と補完性原理』:清水 嘉治
- 復本一郎著『余は、交際を好む者なり―正岡子規と十人の俳士』:鎌田 慧
- 的場昭弘著『超訳『資本論』』第二巻・第三巻:川村 哲也
- 論文
戦後断絶期の中国観1946―1952(7):田畑 光永
- 論壇時評
1989年―神話を剥ぐ―人間の解剖は猿の解剖か?猿の解剖は人間の解剖か?:的場 昭弘
- 経済時評
経済を読む(6)フィヒテの世界観:鈴木 芳徳
- コラム
- 正岡子規 人生のことば その18:復本 一郎
- 日々是川柳的(7) 残すこと、語り継ぐこと:新垣 紀子
- 歴史の証言
- 古文書の語る時代と社会(59)
津々喜谷氏と『続谷系図』について:萬井 良大
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第64号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:小馬 徹、石崎 亜里、後藤 仁