神奈川大学評論 第56号 目次

  1. 評論の言葉
    イギリス王室が生き延び、英語が国際語になったわけ:石井 美樹子
  2. 巻頭エッセイ
    学究と愛蔵書:紀田 順一郎
    特集・日本近代<知>の巨人たち—時代に屹立する精神
  3. 座談会
    • 近代、日本、知をめぐって—<近代>という同時代を生きる:米谷 匡史、安藤 礼二、後藤 仁
    • 北村透谷—近代日本における平和運動の黎明:尾西 康充
    • 南方熊楠—自在なれば人とならず:飯倉 照平
    • 内村鑑三—「正しい位置に心を置いた人」:新保 祐司
    • 平塚らいてう—「新しい女」からジェンダーの未来へ:岩見 照代
    • 折口学から中国芸能を解く:廣田 律子
    • 田中正造—社会運動と民衆の思想:小松 裕
    • 独我の追求—子規と不折、そして為山:松井 貴子
    • 陸羯南と俳句のことなど:復本 一郎
    • 長谷川如是閑—ジャーナリストの精神と時代:古川 江里子
    • 高群逸枝の家族論再考—家族の再生は可能か:山下 悦子

  4. 砂漠の国ナミビア:高橋 順子
  5. 研究の周辺
    ローマ条約調印五〇周年に想う:石井 伸一
  6. 連載
    途上を生きた人々の系譜第一二回 虚構の彩色法—難波田史男—:三本松 倫代
  7. 講演記録
    • 世界と向き合う日本文学:宮内 勝典
    • アイルランド紀行:伊藤 克敏
  8. 書評
    • 伊坂青司ほか編『ドイツ・ロマン主義研究』:水田 恭平
    • 藤岡美恵子ほか著『国家・社会変革・NGO—政治への視線/NGO運動はどこへ向かうべきか』:阿部 浩己
    • 高良留美子『崖下の道』:佐川 亜紀
    • 赤坂憲雄『民俗学と歴史学—網野善彦、アラン・コルバンとの対話』:石倉 敏明
    • 伊藤喜栄『教養としての地歴学—歴史のなかの地域』:小馬 徹
    • 湯田豊『ツァラトゥストラからのメッセージ』:鈴木 修一
  9. 評論
    グローバリゼーションと歴史学—二十一世紀歴史学の行方:中村 政則
  10. 論壇時評
    日本という国の愛し方:的場 昭弘
  11. コラム
    日々是川柳的 第一回 「見えないけれどあるんだよ」:新垣 紀子
  12. 歴史の証言
    • 古文書の語る時代と社(52) 裁判所未設置始末記—島に裁判所がなかった頃の話—:高江洲 昌哉
    • 神大ノート
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    • 第56号予告
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    • 編集後記:永野 善子、天野 力、後藤 仁