- 評論の言葉
イギリス王室が生き延び、英語が国際語になったわけ:石井 美樹子
- 巻頭エッセイ
学究と愛蔵書:紀田 順一郎
特集・日本近代<知>の巨人たち—時代に屹立する精神
- 座談会
- 近代、日本、知をめぐって—<近代>という同時代を生きる:米谷 匡史、安藤 礼二、後藤 仁
- 北村透谷—近代日本における平和運動の黎明:尾西 康充
- 南方熊楠—自在なれば人とならず:飯倉 照平
- 内村鑑三—「正しい位置に心を置いた人」:新保 祐司
- 平塚らいてう—「新しい女」からジェンダーの未来へ:岩見 照代
- 折口学から中国芸能を解く:廣田 律子
- 田中正造—社会運動と民衆の思想:小松 裕
- 独我の追求—子規と不折、そして為山:松井 貴子
- 陸羯南と俳句のことなど:復本 一郎
- 長谷川如是閑—ジャーナリストの精神と時代:古川 江里子
- 高群逸枝の家族論再考—家族の再生は可能か:山下 悦子
- 詩
砂漠の国ナミビア:高橋 順子
- 研究の周辺
ローマ条約調印五〇周年に想う:石井 伸一
- 連載
途上を生きた人々の系譜第一二回 虚構の彩色法—難波田史男—:三本松 倫代
- 講演記録
- 世界と向き合う日本文学:宮内 勝典
- アイルランド紀行:伊藤 克敏
- 書評
- 伊坂青司ほか編『ドイツ・ロマン主義研究』:水田 恭平
- 藤岡美恵子ほか著『国家・社会変革・NGO—政治への視線/NGO運動はどこへ向かうべきか』:阿部 浩己
- 高良留美子『崖下の道』:佐川 亜紀
- 赤坂憲雄『民俗学と歴史学—網野善彦、アラン・コルバンとの対話』:石倉 敏明
- 伊藤喜栄『教養としての地歴学—歴史のなかの地域』:小馬 徹
- 湯田豊『ツァラトゥストラからのメッセージ』:鈴木 修一
- 評論
グローバリゼーションと歴史学—二十一世紀歴史学の行方:中村 政則
- 論壇時評
日本という国の愛し方:的場 昭弘
- コラム
日々是川柳的 第一回 「見えないけれどあるんだよ」:新垣 紀子
- 歴史の証言
- 古文書の語る時代と社(52) 裁判所未設置始末記—島に裁判所がなかった頃の話—:高江洲 昌哉
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第56号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:永野 善子、天野 力、後藤 仁