神奈川大学評論 第55号 目次
- 評論の言葉
文化の往来:日高 昭二 - 巻頭エッセイ
- もう人間ではいたくないな:車谷 長吉
- やがて悦ばしき日本語—「漢字仮名まじり文」という財産—:三浦 雅士
- 対談
日本の文化と文学をめぐって—和歌・俳諧から短歌、俳句、現代詩まで—:佐佐木 幸綱、高橋 順子、復本 一郎 - 評論
- 俳諧と漂泊—芭蕉から山頭火まで—:村上 護
- 絵巻物に見る日本中世—『春日権現験記絵』を素材に—:五味 文彦
- 斎藤別当実盛の選択—老武者の「恥辱」と「武勇」—:鈴木 彰
- 市場に引き渡された歌の対話性—『みだれ髪』刊行の意味するもの—:阿木津 英
- 伝統まるごとへの反感:中山 千夏
- 琉球文化と日本文化:高良 勉
- かかし(案山子)の哲学—アニミズムの発見と展開—:川元 祥一
- 日本文化と天皇制—三島由紀夫の天皇観—:富岡 幸一郎
- 読むことのモラリティ:田中 実
- 暴力の変容、文学の変容:井口 時男
- 詩
外川:新井 豊美 - 研究の周辺
- 見ぬ世の人を描くには—『蝶々夫人』のことなど—:鳥越 輝昭
- エメ・アンベール『幕末日本図絵』とその周辺—「日欧文化交渉史」展に寄せて—:吉田 隆
- 連載
途上を生きた人々の系譜第十一回 死の淵の傍らで—金鶴泳—:河合 修 - 講演記録
現代文学とエロティシズムの変容:中沢 けい - 書評
- 鈴木彰著『平家物語の展開と中世社会』:佐倉 由泰
- 山口ヨシ子著『女詐欺師たちのアメリカ』:板橋 好枝
- シェリング著 伊坂青司・西村清和編『シェリング著作集3』:座小田 豊
- 石井美樹子著『図説ヨーロッパの王妃』:中村 哲子
- 井口時男著『暴力的な現在』:喜谷 暢史
- 綾目広治著『批判と抵抗』:平野 芳信
- 田口麦彦著『三省堂 現代女流川柳鑑賞事典』:江畑 哲男
- 論壇時評
再び核兵器廃絶の声を:橘川 俊忠 - コラム
川柳で読む21/20世紀 第一五回 「七五調・田辺文学・『あはれ』と『をかし』」:田口 麦彦 - 歴史の証言
- 古文書の語る時代と社会(51) 信州高遠藩と私的運輸業・中馬:伊藤 玲子
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第56号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:後藤 晃、後藤 セキ子、後藤 仁