神奈川大学評論 第53号 目次

  1. 評論の言葉
    職人巻物:佐野 賢治
  2. 巻頭エッセイ
    賤視の逆転:鎌田 慧
    特集・網野善彦——網野史学と日本歴史学
  3. 座談会
    • 「網野史学」と網野善彦をめぐって—中世史から日本史の全体像へ—:安丸 良夫、五味 文彦、橘川 俊忠
    • まはさてあらん:中沢 新一
    • 東アジア内海世界は可能か—網野善彦とブローデル『地中海』をめぐって—:赤坂 憲雄
    • 一人類学徒にとっての網野善彦の思い出:川田 順造
    • 民俗学と歴史学をつなぐもの—網野善彦の功績—:福田 アジオ
    • 差別と天皇と日本列島—網野善彦氏に導かれて—:関口 博巨
    • 個人史についての考察 網野善彦氏との思い出:アラン・コルバン、訳・渡辺響子
    • 非農業民と網野史学:白水 智
    • 海民社会と日本史の視座:山口 徹
    • 網野史学の「海民」論・「海村」論:田島 佳也
    • 百姓と資本主義と網野史学:泉 雅博
    • 戦後マルクス主義と網野史学:小路田 泰直
    • 網野女性史からジェンダー史へ:服藤 早苗
  4. 未収録講演記録
    日本の社会における「文明史的転換期」について:網野 善彦
  5. 年譜と文献
    高野 宏康

  6. “民”について: 堀場 清子
  7. 連載
    途上を生きた人々の系譜 第九回 永遠に問い続ける、純粋—広津里香— :井崎外枝子
  8. 随想
    • 畏友網野に贈る二:野瓶 徳夫
    • “網野史学・心と眼”—このクニのかたちと内実—:前田 憲二
    • 素人にとっての「網野史学」:栗原 俊雄
    • 名古屋時代の網野さん:三鬼 清一郎
    • 古文書返却の旅に同行して:田上 繁
    • 「人名辞典」の謎—負の連鎖—:鈴木 隆
  9. 書評
    • 石橋純著『太鼓の音に耳をかせ—カリブの港町の「黒人」文化運動とベネズエラ民主政治』:後藤 政子
    • 小林裕子・長谷川啓編『佐多稲子と戦後日本』:木 正和
    • 神奈川大学人文学研究所編『新しい文化のかたち—言語・思想・くらし』:小林 潔
    • 川田順造著『母の声、川の匂い—ある幼時と未生以前をめぐる断層』:鈴木 正崇
    • 武内道子編『副詞的表現をめぐって—対照研究』:鎌田 精三郎
    • 佐藤夏生著『スタール夫人』:原 宏
  10. 論壇時評
    排除社会の未来—新自由主義の終焉と未来像— :丸山 茂
  11. コラム
    • 正岡子規 人生のことば その11:復本 一郎
    • 川柳で読む21/20世紀 第13回「網野的五輪考・個人と国家・逆転の発想」:田口 麦彦
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    • 編集後記:小林 孝吉、後藤 仁