- 評論の言葉
もったいない:山口 建治
- 巻頭エッセイ
AFRICA—A Personal Essay:C・W・ニコル、森洋子 訳
特集 アフリカ 他者の声——人類史を流れるもの
- 対談
文字と無文字、音、声、民話をめぐって—アフリカ社会から見る—:川田 順造、四方田 犬彦
- 評論
- 見るアフリカ、見られるアフリカ—アフロ・ペシミズムの系譜—:勝俣 誠
- アフリカ女性のイメージの回復を求めて—文学と歴史の声に—:楠瀬 佳子
- アパルトヘイトの亡霊—南アフリカのエイズ対策の遅れと否認主義—:牧野 久美子
- 自然環境保護と教育の問題—アフリカ 開発と文化—:鈴村 博
- アフリカで生成する新しい都市音楽:鈴木 裕之
- 木霊する森—ピグミーと精霊—:分藤 大翼
- カラー・バーが消えるとき—ゴーディマ文学の行方—:福島 富士男
- スワヒリ語は諸民族語の記憶を負えるのか—タンザニアにおける「超民族語」とその他の諸民族語の相克—:竹村 景子
- E-Pのちブローデル—「歴史学としての人類学」とアフリカ—:小馬 徹
- アジョジェ・ロドゥン “Ajoje l’odun”:ウォレ・ショインカ、川田 順造 訳
- 短編小説
半分のぼった黄色い太陽—Half of a Yellow Sun—:チママンダ・ンゴズィ・アディチェ、くぼたのぞみ 訳
- 詩
天—マジシとの対話—:白石 かずこ
- 特集随想
- ブラジルのなかのアフリカ:板垣 真理子
- 援助・誘惑・悪夢—日本とアフリカの悩ましい関係—:岡崎 彰
- ある日、飛行機の中で:稲場 雅紀
- 内戦の真実を伝える—作家アマドゥ・クルマの場合—:元木 淳子
- アフリカろう者の昔話—手話に刻まれた歴史をたずねて—:亀井 伸孝
- 無言の向こう側へ:舩田クラーセンさやか
- 連載
- 途上を生きた人々の系譜
- 第七回 夢と現実の織り物—牧野信一—:柳沢 孝子
- 講演記録
- 『血と骨』—自我と他者について—:梁石日
- 随想
- 故ローマ法王ヨハネ・パウロ二世を偲ぶ:石井 伸一
- 米国・バークレーのノーマリゼーション—オーティズム児への療育を通して—:門野 晴子
- 書評
- 的場昭弘著『マルクスを再読する』『マルクスだったらこう考える』:川村 哲也
- 西尾孝司著『ベンサムの幸福論』:湯田 豊
- 復本一郎著『日野草城—俳句を変えた男』:室生 幸太郎
- 阿部珠理著『アメリカ先住民—民族再生にむけて』:佐藤 壮広
- 田口麦彦著『川柳練習帳』:江畑 哲男
- 伊藤克敏著『ことばの習得と喪失—心理言語学への招待』:佐藤 裕美
- 丸山茂著『家族のメタファー—ジェンダー・少子化・社会』:青竹 美佳
- 石黒敏明著『米国留学紀行—英語教師の視点から』:橋本 侃
- 石井美樹子著『聖母のルネサンス—マリアはどう描かれたか』:小池 寿子
- 論壇時評
<自己> と <他者> —植民地主義が生んだ、戦後日本の “病”— :尹 健次
- コラム
- 正岡子規・人生のことば その九:復本 一郎
- 川柳で読む20/21世紀 第一一回「パンになれ・90秒の意味・アフリカの王」:田口 麦彦
- 歴史の証言 古文書の語る時代と社会48 幕末動乱と英国難破船漂着:大林 綾
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第52号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:大澤 定順、天野 力、後藤 仁