神奈川大学評論 第47号 目次

  1. 評論の言葉
    種間倫理を求めて:川田 順造
  2. 巻頭エッセイ
    世界の空虚さとリアルな戦争:宮内 勝典
    特集 溶解する生と死——空白の時代を生きること
  3. 対談
    溶解する生と死—テクノロジー・身体・欲望をめぐって—:森岡 正博、赤坂 真理
  4. 評論
    • 現代思想と溶解する生と死:伊坂 青司
    • 「他者なき世界」の暴力と家族:西澤 晃彦
    • 空白の時代の思春期症:川田 文子
    • 老いや死を直視する術を見失った日本社会:山本 宗補
    • 痛みの神学—日本社会と自殺への欲望—:鎌田 東二
    • 生殖技術の善用のために:小泉 義之
    • 暴力の欲望とニヒリズム—文学のなかの暴力—:綾目 広治

  5. 留守:川口 晴美
  6. 研究の周辺
    文人外交官ミットフォード:秋山 勇造
  7. 随想
    • パラオの苦い海:宇波 彰
    • 『吾輩は猫である』と『フィロビブロン』——:偶然と必然—鈴木 隆
    • 音楽のススメ—そして「ロード・オブ・ザ・リング」もすすめる—:番郷 本
  8. 書評
    • ペートラ・ヴィルヘルミー=ドリンガー著 渡辺芳子ほか訳『ベルリンサロン』:中村 浩平
    • いいだもも著『21世紀の〈いま・ここ〉—梅本克巳の生涯と思想的遺産』:的場 昭弘
    • 田口麦彦編著『現代川柳鑑賞事典』:今川 乱魚
    • 佐伯尤著『南アフリカ金鉱山業史—ラント金鉱発見から第二次世界大戦勃発まで』:清水 嘉治
    • 鳥越輝昭著『ヴェネツィア詩文繚乱—文学者を魅了した都市』:渡邊 十絲子
    • 小熊英二著『清水幾太郎—ある戦後知識人の軌跡』:橘川 俊忠
  9. 評論
    欧州統合—歴史的なEU憲法制定へ—:石井 伸一
  10. アド・ホック・レポート
    世界社会フォーラムWSF・2004に参加して—憲法九条問題のブレークスルーへ:石積 勝
  11. 連載
    途上を生きた人々の系譜 第三回  転換期の作家・李良枝:林 浩治
  12. 論壇時評
    崩壊する家族、それとも進化する家族?:的場 昭弘
  13. コラム
    • 正岡子規・人生のことば その五:復本 一郎
    • 川柳で読む21/20世紀 第七回「食料自給率・鮭と老人・犬の目線」:田口 麦彦
  14. 歴史の証言
    • 古文書の語る時代と社会(45) 鞍下牛慣行と鞍下博労の書簡:板垣 貴志
    • 神大ノート
    • 執筆者紹介
    • 第48号予告
    • バックナンバー一覧
    • 編集後記:沢田 幸治、高橋 幸範、丸山 茂