- 評論の言葉
いまこのときにある未来:阿部 浩己
- 巻頭エッセイ
魚と人間:中山 千夏
特集 社会空間の変容——“脱”〈家族・婚姻・セクシュアリティ〉の時代
- 座談会
現代家族の風景——“脱”〈家族・婚姻・セクシュアリティ〉をめぐって:藤原 智美、佐伯 順子、丸山 茂
- 評論
- 男女共同参画社会という幻想:神尾 真知子
- 労働と"脱"男女の現実:横山 文野
- パリテと市民の性差—フェミニストたちの問いとフランス社会の変容—:石田 久仁子
- アメリカの家族と社会 ポスト近代家族のゆくえ:田 有紀
- セクシュアル・マイノリティと社会空間の変容—性同一性障害をかかえる人々の社会運動の実践と社会の対応—:松村 比奈子
- 無限の犯罪連想ゲームのなかの性と外国人の排斥: 紀子
- 生物学から見た"脱"男性性・女性性:水島 希
- 詩
幸福の谷 たそがれにゆめにみるよのさいわいを:淺山 泰美
- 研究の周辺
- アーネスト・サトウの『英国策論』:秋山 勇造
- 日本研究者エンブリーの通訳—高知県人の佐野寿夫というひとについて— :内海 孝
- 連載
途上を生きた人々の系譜 第二回言霊は滅びず—知里幸恵の魂は語る—:チカップ美恵子
- 随想
- 漢江(ハンガン)の初雪:内橋賢悟
- 美味しい「家族」:鄭 暎惠
- 同性パートナーの法的保障—なぜ必要といえるのか?—:谷口洋幸
- フェミニズムが性同一性障害/トランスジェンダーに出逢うために:石田 仁
- 車輪の下で:本山央子
- 書評
- 諸田實著『フリードリッヒ・リストと彼の時代—国民経済学の成立』:鈴木 芳徳
- 復本一郎著『子規との対話』:越後 敬子
- 鈴木陽一編著『金庸は語る—中国武侠小説の魅力』:岡崎 由美
- 奥田宏子著『チョーサー 中世イタリアへの旅』:河崎 征俊
- 福田アジオ著『近世村落と現代民俗』:関口 博巨
- 金哲雄著『ユグノーの経済史的研究』:吉田 隆
- 座談会
歴史問題と日中関係の現在:曹 振威、大里 浩秋、孫 安石、田畑 光永
- 論壇時評
崩壊する家族、それとも進化する家族?:的場 昭弘
- コラム
- 正岡子規・人生のことば その四:復本 一郎
- 川柳で見る21/20世紀 第六回「脱家族・脱婚姻・脱セクシュアリティ」:田口 麦彦
- 歴史の証言
- 古文書の語る時代と社会(44) 大正初期の魚の流通事情:越智 信也
- パリ・コミューンを生きた人々(39) 国民衛兵司令官・ベルジュレ:高橋 則雄
- 神大ノート
- 執筆者紹介
- 第47号予告
- バックナンバー一覧
- 編集後記:後藤 政子、梶山 妙子、丸山 茂