神奈川大学評論 第43号 目次

  1. 評論の言葉
    欧州憲法はできるのか:矢口俊昭
  2. 巻頭エッセイ
    晩秋のパリとユーロ財布:松平 盟子
    特集・岐路に立つヨーロッパ —グローバリゼーションとポスト「9・11」
  3. 座談会
    岐路に立つヨーロッパ—「9・11」以後の世界のなかで—:羽場 久ミ子、下斗米 伸夫、冨永 格
  4. 評論
    • 岐路に立つヨーロッパ—グローバリゼーションとポスト9・11—:高橋 進
    • 「われら」の病理とリベラルの危機:三浦 元博
    • 汎ヨーロッパの未来 —EU統合の行方—:石井 伸一
    • 「国家なき通貨」ユーロと欧州統合:田中 素香
    • 激動する欧州政治経済の難問 —欧州政治の「右傾化」の意味とEUの課題—:清水 嘉治
    • ドイツにおける外国人問題と右翼・保守政党の動向 —「9・11」以後に変わったのか—:山田 徹
    • フランス家族の変容とヨーロッパ社会:丸山 茂
    • 「9・11」以後のフランス現代思想—ボードリヤールを中心に—:塚原 史
    • ポスト社会主義の文学—ロシア・東欧における文化的アイデンティティの模索—:沼野 充義
    • いま、第三の場所:小池 寿子

  5. 一つ眼、二つ眼、三つ眼のくに:白石 かずこ
  6. 正岡子規没後100年記念企画・第2弾
    対談 正岡子規を語る—評論「明治二十九年の俳句界」から現代まで—:有馬 朗人、復本 一郎
  7. 随想
    • オーストリア右派政権と外国人統合法・村落名標問題:森 斉丈
    • ニジェールの2年間—青年海外協力隊に参加して— :犀川 修平
  8. 書評
    • 萩原金美著『訴訟における主張・証明の法理』:後藤 勇
    • 神奈川大学評論編集専門委員会編『ポストコロニアルと非西欧世界』:綾目 広治
    • ジョン・マン著 竹内敬人訳『特効薬はこうして生まれた—"魔法の弾丸"をもとめて』:長野 敬
    • 秋山勇造著『明治のジャーナリズム—幕末・明治の新聞事情』:内海 孝
    • 復本一郎著『佐藤紅緑 子規が愛した俳人』:真鍋 呉夫
    • ミゲル・デリーベス著 岩根圀和訳『異端者』: 石井 美樹子
    • 的場昭弘著『未完のマルクス—全集プロジェクトと20世紀』:杉原 四郎
    • 竹田純郎・森秀樹・伊坂青司編『生と死の現在—家庭・学校・地域のなかのデス・エデュケーション』:森下 直貴
  9. 論壇時評
    歴史認識の歪みと拉致問題—ナショナリズムの高揚のなかで— :尹 健次
  10. コラム
    川柳で読む21/20世紀 第3回「日本の空・ベニスの商人・ロダン」:田口 麦彦
  11. 歴史の証言
    • 古文書の語る時代と社会(41) 揉み消された海難溺死事故:関口 博巨
    • パリ・コミューンを生きた人々(36) パリ・コミューンにみる図書館政策:高橋 則雄
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    • 第44号予告
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    • 編集後記:齋藤 靖夫、梶山 妙子、後藤 政子