- 評論の言葉 「学力低下」は学力低下か:岡野哲士
特集・人類史的転換期 — 二一世紀への序章
- 評論
- インタビュー 人類史的転換期のなかの歴史学と日本社会(上):網野善彦、聞き手 小熊英二
- 人類の史的転換期—自然哲学の現代的な課題—:加藤尚武
- ゲノム時代の科学と人間—変質する諸課題—:米本昌平
- 科学技術システムの歴史的転換:吉岡 斉
- 人権の世紀へ—国際人権法の可能性—:阿部浩己
- 国家からグローバリズムヘ?—企業法の二一世紀—:河内隆史
- ロシアの社会・経済の二一世紀—若い世代の台頭に期待—:小川和男
- 生殖と家族—身体の物象化をめぐって—:浅井美智子
- 詩 1981年刊「民衆日韓辞典」—言葉は、それを身につけて表現しようとする人を差別しない(リービ英雄)—:龍 秀美
- 研究の周辺
- 幕末・明治初期に外国人が発行した邦字新聞(二)ベイリーの『万国新聞紙』:秋山勇造
- エゲリア巡礼記—ロマンス語の源流—:太田強正
- 随想
- 文化財から市民遺産へ:河野通明
- 闇:山内 久
- 祈りは、民族・宗教をこえて:安里英子
- ボスニアの教訓:岸田圭司
- 書評
- 黒沢惟昭著『国家・市民社会と教育の位相—疎外・物象化・ヘゲモニーを磁場にして』:尾崎ムゲン
- 尹健次著『現代韓国の思想 一九八〇〜一九九〇年代』:吉野 誠
- 湯田豊著『ウパニシャッド—翻訳および解説』:田上太秀
- 寺本俊彦著『地球の海と気候—人類は生き残れるか』:柴田鉄治
- 萩原金美著『続・裁判法の考え方—司法改革を考える』:中山幸二
- 青木康征著『南米ポトシ銀山—スペイン帝国を支えた"打出の小槌"』:諸田 實
- 石井美樹子著『恋する王冠』:田村南美子
- 廣田律子編『アジアの仮面—神々と人間のあいだ』:高山 茂
- 川田文子著『女という文字、おんなということば』:公文章恵
- ジュヌヴィエーヴ・フレス著、小野ゆり子訳『性の差異』:渡辺みえこ
- 小林孝吉著『滝沢克己存在の宇宙』:矢崎 彰
- 評論
拡張された国家とヨーロッパ統合(上)
—国家性の変容に対して市民社会概念は役立ち得るか否かという問題への点描的な考察—
:アレックス・デミロヴィッチ、古賀 暹 訳
- インタビュー 草の根から見た日米関係の戦後五〇年(8)
ビジネスマンの眼を通して見た米国社会
—情報技術、新規ビジネス、ヒューマンネットワーク—:吉野公浩、聞き手 佐藤孝治
- フランスの家族と社会(7)
PACS—その実践と問題:丸山 茂
- 忘れられたマルクス研究家への墓標(7)
『マルクス伝』(一九一八)の作者フランツ・メーリング(一八四六—一九一九):的場昭弘
- 論壇時評
権力についての三つの話:橘川俊忠
- 歴史の証言
- 曼殊院門跡伝来『大永四年禁裏北斗法記』:吉澤一成
- 日本への伝播:高橋則雄
- 執筆者紹介
- 第39号予告
- 編集後記:伊坂青司、澤木武美、萩原金美