神奈川大学評論 第35号 目次

  1. 評論の言葉 民主主義と市民投票:後藤 仁
    特集・デモクラシー
  2. 評論
    • 座談会 デモクラシーの現在と二一世紀の課題:加藤節、ダグラス・ラミス、山田 徹
    • デモクラシーの現在—承認の政治を中心に—:千葉 眞
    • 民主主義の思想的源流:関 曠野
    • 東欧の変革一〇年と「中欧」社会—民主化の功罪—:羽場久ミ子
    • 天安門以後の中国とデモクラシー—女性の生活と身体をめぐる主体的決定—:深尾葉子
    • 民主主義の古典と現代—吉野川民主主義・民主主義思想の原点、そして二一世紀の課題を問う—:清水嘉治
    • 憲法とデモクラシー—ある小さな序説—:奥平康弘
    • デモクラシー・シチズンシップ・帰属性:大野達司
    • 「不正義感覚」を共有するフェミニズム—《女型権力》と構造的劣性を糸口として—:笠間千浪
    • 詩 敵意:小池昌代
  3. 講演記録
    歴史とユートピアの消滅:辻井 喬
  4. 研究の周辺
    • 比較文化と異文化理解——試論:ウィリアム・マコウミ、桜内篤子 訳
    • 忠臣蔵と西洋:秋山勇造
  5. 随想
    • デモクラシーから最も遠い国—アフガニスタン—:森澤珠里
    • 学級崩壊—教師にできること—:大澤定順
    • 南京レイプを記録した日記:川田文子
  6. 書評
    • 辺見庸著『独航記』:西澤晃彦
    • 阿部浩己著『人権の国際化—国際人権法の挑戦』:久保敦彦
    • 網野善彦著『古文書返却の旅』:日露野好章
    • エレン・メイクシス・ウッド著、石堂清倫監訳『民主主義対資本主義』:木村英亮
    • ディヴィット・トレンド編、佐藤正志他訳『ラディカル・デモクラシー —アイデンティティ、シティズンシップ、国家』:竹尾 隆
    • 赤坂憲雄責任編集『東北学』第一号:山本幸司
    • アラン・コルバン著『感性の歴史学—社会史の方法と未来』:ビュテル・ジャン=ミシェル
    • アベリャネーダ著、岩根圀和訳『贋作ドン・キホーテ』:橋本 侃
    • 藤田一成著『皇帝カルロスの悲劇—ハプスブルク帝国の継承』:岡嶋千幸
    • 高原耕治著『虚神』:生野 毅
  7. 追悼
    宮田登先生の学問との出会い—ありし日の面影を偲んで—:山口 徹
  8. 評論
    民主主義を旅する—「民主主義」の旗手トクヴィルとJ・S・ミルとの出会い—:中田 豊
  9. インタビュー 草の根から見た日米関係の戦後五〇年(5)
    強制収容所を越えた運命の分かれ道—中西部への移住・ヨーロッパの戦場— :メアリー・エンタ、キャサリン・ササキ、ジョージ・ハマイ、聞き手 佐藤孝治
  10. 忘れられたマルクス研究家への墓標(6)
    『エンゲルス伝』の著者グスタフ・マイヤー(一八七一—一九四八):的場昭弘
  11. 論壇時評
    なぜ亡霊は何度も出現するか:橘川俊忠
  12. 歴史の証言
    • 「漁師」の往来手形:藤 隆宏
    • マルクスの娘婿たち:高橋則雄
    • 執筆者紹介
    • 第36号予告
    • 編集後記:松村敏、澤木武美、萩原金美