神奈川大学評論 第34号 目次

  1. 評論の言葉 ポスト現代の日本学:宮田 登
    特集・ポスト現代の社会科学
  2. 評論
    • 座談会 ポスト現代の社会科学—批判理論の可能性をめぐって—:長原豊、テッサ・モーリス・鈴木、松本武祝
    • 岐路に立つカルチュラル・スタディーズ:吉見俊哉
    • ポストコロニアルと社会科学:姜尚中
    • 国家論の現在と国民国家の行方—「国民国家論」の立場から—:西川長夫
    • ユートピスティクスの前提と実践—ポスト現代の社会科学としての世界システム論—:山下範久
    • マルクス主義の崩壊と社会科学の可能性—ハイエク、セン、アナリティカル・マルキシズム—:高増 明
    • マルクスから複雑系まで:塩沢由典
    • ポスト現代の法理論:棚瀬孝雄
    • 一九六〇年代の沖縄表象と島尾敏雄の「ヤポネシア」:鈴木直子
    • 詩 座る:木坂 涼
  3. 講演記録
    民族歴史学と感性の歴史—歴史の一手法—:アラン・コルバン、渡辺響子 訳
  4. 研究の周辺
    • 中島湘煙の『善悪の岐』:秋山勇造
    • 夢と挫折と:岡嶋千幸
  5. 随想
    • 詩と俳句—それぞれの青春性—:深澤忠孝
    • 《開港期の横浜・世界が見た日本展》を終えて:吉田 隆
    • 「社会主義」と私的所有:野口英次
  6. 書評
    • 加藤節著『政治と知識人—同時代史的考察』:尹 健次
    • 間宮陽介著『同時代論—市場主義とナショナリズムを超えて』:中村平八
    • 丸山茂著『家族のレギュラシオン』:橘川俊忠
    • レネイ・フォックス他著、森下直貴他訳『臓器交換社会』:岡野哲士
    • 山本博史著『タイ糖業史—輸出大国への軌跡』:永野善子
    • 網野善彦著『女性の社会的地位再考』:三宅義子
    • 宮田登著『都市とフォークロア』:亦野あゆみ
    • 石井美樹子著『挑まれる王冠—イギリス王室と女性君主』:西堀純子
    • 復本一郎著『俳句から見た俳諧—子規にとって芭蕉とは何か』:仁平道明
    • 高良留美子詩集『風の夜』:水野るり子
  7. フランスの家族と社会(6)
    PACS—同性愛の制度的承認か?:丸山 茂
  8. 論壇時評
    ポスト現代の社会科学とは:的場昭弘
  9. 歴史の証言
    • 「見物」と「信心」と:織田寿文
    • セーヌ左岸のコミュナールたち:高橋則雄
    • 執筆者紹介
    • 第35号予告
    • 編集後記:鈴木修一、原中和繁、萩原金美