神奈川大学評論 第33号 目次

  1. 評論の言葉 ラテンアメリカ随想:大林文彦
    特集・ラテンアメリカの二〇世紀
  2. 評論
    • 座談会 ラテンアメリカの二〇世紀—戦争と革命の時代から新しい社会へ—:武者小路公秀、清水透、後藤政子
    • 和平協定の理想と現実—中米「和平」以後の民衆と社会—:狐崎知己
    • 政治化する「人種」と官製多文化主義—ブラジルにおけるナショナリズムと多人種・多民族性—:鈴木 茂
    • チリ軍政下の人権侵害とピノチェー裁判:吉田秀穂
    • ラテンアメリカの法と経済:石井陽一
    • ラテンアメリカのフェミニズムと民主主義:松久玲子
    • ニカラグアにおけるハリケーン・ミッチの政治学:アレハンドロ・ベンダーニャ
    • ラテンアメリカの家族の現実—ネオリベラリズムの波にさらされて—:奥山恭子
    • 二〇世紀とラテンアメリカ美術:加藤 薫
    • ラテンアメリカにおける変革の可能性—「社会主義革命」と「新自由主義革命」の挫折から—:後藤政子
    • 詩 ウジャウジャリイ:小柳玲子
  3. 研究の周辺
    • 仮名垣魯文の『葉武列土』と『葉武列土倭錦絵』:秋山勇造
    • 資料の収集と保管:出来成訓
  4. 随想
    • 近いうちに行こうと思っている国:青木康征
    • クレオールの語り方—ポルトガル語圏の場合—:市之瀬 敦
    • 観光と信仰—現代キューバで活性化するサンテリーア—:工藤多香子
    • 柳宗悦と現代の蒐集家たち:鈴木 隆
  5. 書評
    • 間宮陽介著『丸山眞男』:三宅義子
    • 齊藤実著『アメリカ物流改革の構造—トラック輸送産業の規制緩和』:中田信哉
    • 藤田勇著『自由・平等と社会主義—一八四〇年代ヨーロッパ〜一九一七年ロシア革命』:中村平八
    • 沢田幸治著『再生産論と現状分析』:海道勝稔
    • 安里英子著『琉球弧の精神世界』:奥濱幸子
    • 田中弘著『原点復帰の会計学—通説を読み直す』:津守常弘
    • 小田切秀雄著『中野重治—文学の根源から』:高野庸一
    • 『沖繩を読む』:石坂蔵之助
    • ジェニファー・ハーバリー著、中川聡子他訳『勇気の架け橋』:飯田敏彦
    • 宇波彰著『デザインのエートス—<人>と<物>のアイデンティティをめぐって』:綾目広治
  6. 評論
    イタリアの政治変革とユーロ参加:石井伸一
  7. 論壇時評
    「ラテンアメリカ」という言説を読み解く:的場昭弘
  8. 歴史の証言
    • 歴史史料となった民俗調査資料:津田良樹
    • 葬儀通知:高橋則雄
  9. 連載評論・現代経済学と人間(18)
    • 政治と言語——日の丸・君が代問題に寄せて:間宮陽介
    • 執筆者紹介
    • 第34号予告
    • 編集後記:松村敏、高橋則雄、萩原金美