神奈川大学評論 第29号 目次

  1. 評論の言葉 戦争廃棄物:常石敬一
    特集・社会の闇・心の闇
  2. 評論
    • 座談会 社会の闇・心の闇—学校・子ども・暴力をめぐって—:島田雅彦、佐藤学、西澤晃彦
    • 「13歳」の闇—「13歳のパスポート」をめぐって—:村瀬 学
    • 明るい景色のなかの闇:吉岡 忍
    • 闇を生きる群像:野本三吉
    • フェミニスト・セラピィの二〇年:河野貴代美
    • 身体と心の闇—ジェンダーの視点から—:浅野千恵
    • キャンパス・セクシュアル・ハラスメント:河上婦志子
    • イメージ化された心の闇—中世の奇怪な生きものたち—:石井美樹子
    • 消費社会の行方:小田光雄
    • 現代社会と女性—「かながわ女のスペースみずら」の活動を通して—:阿部裕子
    • 詩 しずく:吉田加南子
  3. 研究の周辺
    • 近世の地方巧者と石高:田上 繁
    • 言葉のおしゃれは、心のおしゃれ:古岩井嘉蓉子
  4. 随想
    • あたたかいひと—司馬遼太郎氏のこと—贈られた何通かの書簡を通して—:阪谷芳直
    • 洗濯場事件のキタノについて:大竹 章
    • 沖繩タイムス・ホールにて:伊波敏男
    • チェルノブイリからの手:村松仙太郎
  5. 書評
    • 冨岡倍雄著『機械制工業経済の誕生と世界化—南北問題の経済学—』:犬塚昭治
    • 宮台真司著『透明な存在の不透明な悪意』『まぼろしの郊外』:高野庸一
    • クラウス・ベルクドルト著、宮原啓子、渡辺芳子訳『ヨーロッパの黒死病—大ペストと中世ヨーロッパの終焉—』:岡島千幸
    • 関口欣也著『鎌倉の古建築』:西 和夫
    • 長島南子著『あんパン日記』:古谷鏡子
    • V・E・フランクル著、山田邦男・松田美佳訳『宿命を超えて、自己を超えて』:吉田 隆
    • 小林孝吉著『存在と自由—文学半世紀の経験—』:小林広一
  6. 評論
    司馬文学と歴史学—『峠』を中心に(下)—:中村政則
  7. インタビュー 草の根から見た日米関係の戦後五〇年(4)
    鮨カウンターを通して見たアメリカ社会—カリフォルニア巻きの誕生秘話—:佐々木祐三、聞き手 佐藤孝治
  8. 忘れられたマルクス研究家への墓標(3)
    • ハンス・シュタイン(一八九四—一九四一)とモスクワのドイツ人:的場昭弘
    • 『神奈川大学評論』第28号「対談」のお詫びと訂正:赤坂憲雄
  9. 論壇時評
    「子ども」の解読:丸山 茂
  10. 歴史の証言
    • 近世の文字教育:橘川俊忠
    • クリュズレ将軍:高橋則雄
  11. 連載評論・現代経済学と人間(17)
    • 公共空間論序説:間宮陽介
    • 執筆者紹介
    • 第30号予告
    • 編集後記:鈴木修一、高橋則雄、萩原金美