- 評論の言葉 株式会社が示唆するもの:鈴木芳徳
特集・戦後知識人の肖像
- 評論
- 巻頭座談会 戦後知識人の肖像と思想の現在:間宮陽介、大澤真幸、米谷匡史
- 丸山眞男と大塚久雄—前衛的後衛として—:姜尚中
- 時代的共通体験について:橘川俊忠
- 戦後「市民社会」思想の再検討に向けて:坂本達哉
- 一九五〇年代アメリカ・マッカーシイズム・女性—丸山眞男の同時代ファシズム観—:三宅義子
- 国民的ということ—知識人はつらいか—:都築 勉
- 大塚久雄と戦後の「近代」意識:小林 純
- 生き急ぎ、生き残る知識人—廣松渉とマルクス主義研究—:柴田隆行
- 物象化の論理と経済学の隘路—廣松渉の物象化論に触れて—:大田一廣
- 解釈の想像力—廣松渉と平田清明—:木前利秋
- 平田清明の市民社会論が意味するもの:内田 弘
- 法社会学者・川島武宜の教訓:千葉正士
- 戦後日本社会と川島法律学:樫村志郎
- 詩 冬の時間(1997年2月):水野るり子
- 講演記録
この「くに」のゆくえ:筑紫哲也
- 研究の周辺
ペプチド抗生物質の巧緻な化学構造に惹かれて:辛 重基
- 随想
- 理論的実践家=マルクス者、廣松渉:冨岡倍雄
- 平田清明氏の体系:宮崎犀一
- 丸山ゼミと私:高野耕一
- 映画評論にみる丸山眞男:星野澄子
- ある書評をめぐる川島先生の書簡:倉田卓次
- 川島先生と「建設工事紛争審査会制度」:原後山治
- 弁護士としての川島先生:伊藤和子
- 時との対話:和田幹彦
- 平田清明先生の三回忌に思うこと—二月十九日のお約束—:大町慎浩
- わたしのライフワーク学—一冊の本の出版—:鈴木 隆
- 書評
- 平田清明著『市民社会思想の古典と現代—ルソー、ケネー、マルクスと現代社会—』:深貝保則
- マリオ・アリギエロ・マナコルダ著『グラムシにおける教育原理—アメリカニズムと順応主義—』:黒沢惟昭
- 石塚他編『都市と思想家』:伊坂青司
- L・ヘンキン著小川水尾訳『人権の時代』:武者小路公秀
- 岩崎竹彦・河野通明・冷泉為人著『瑞穂の国・日本—四季耕作図の世界—』:小馬 徹
- 湯田豊著『ショーペンハウアーとインド哲学』:茅野良男
- インタビュー草の根から見た日米関係の戦後五〇年(2)
戦後移民した日本人企業家のアメリカ体験:蓮子農園オーナー、蓮子一夫、聞き手 佐藤孝治
- フランスの家族と社会(1)
家族知の転換:丸山 茂
- 論壇時評
現代の知と知識人の可能性:的場昭弘
- 歴史の証言
- 神道裁許状をめぐって:西田 かほる
- 亡命者たち:高橋則雄
- 第27号予告
- 執筆者紹介
- 編集後記:櫻井忠光、澤木武美、萩原金美