- 評論の言葉 「内なるアジア」の意味:尹 健次
特集・沖縄・アジアからの戦後半世紀
- 評論
- 巻頭座談会 沖縄・アジアの戦後と日本—沖縄問題の提起したもの—:新崎盛暉、姜尚中、萩原金美
- 戦後半世紀とアジアの未:来郭 承敏
- 沖縄、土地の記憶—パトリオティズムの思想—:屋嘉比収
- 琉球文化の可能性:高良 勉
- 南のざわめき・他者の眼差し—沖縄文学の可能性—:山里勝己
- 琉球弧の精神世界:安里英子
- 国家主権より人権へ—沖縄女性の人権の視点から—:内海(宮城)恵美子
- 日本と朝鮮の戦後五〇年:滝沢秀樹
- 時間・歴史・世界認識—竹内好『現代中国論』を半世紀ぶりに読む—:小林一美
- 戦争と性とアジア—インドネシアの「慰安婦」問題—:川田文子
- 詩 無蔵よ:仲地裕子
- 研究の周辺
地方消費税問題の量と質:渡辺精一
- 随想
- オキナワ“こころの旅”:江崎 玄
- 今ただ心に響くこと—沖縄うねりのなかで—:平良次子
- 暮らしと祈り—神と人が融合する島空間—:奥濱幸子
- 邦訳聖書の文章の多様さについて:渡邊達夫
- 文学におけるマイノリティとアイデンティティー—沖縄の文学作品にふれながら—:石坂蔵之助
- 巫女幻視行:赤羽敬夫
- 書評
- 梅津順一・諸田實編著『近代西欧の宗教と経済—歴史的研究—』:小林 純
- 川元祥一著『日本文化の変革—周縁からのメッセージ—』:山本幸司
- 高良勉著『琉球弧(うるま)の発信—くにざかいの島々から—』:田場由美雄
- 日本の自然・地域編8『南の島々』:渡久地健
- 高里鈴代著『沖縄の女たち—女性の人権と基地・軍隊—』:河上婦志子
- 森崎和江・簾内敬司著『原生林に風が吹く』:羽生槙子
- インタビュー草の根から見た日米関係の戦後五〇年(1)
日系アメリカ社会と人権問題:ディーン・イトウ・テイラー、聞き手 佐藤孝治
- 忘れられたマルクス研究家への墓標(1)
マクシミリアン・リュベル(一九〇五—一九九六):的場昭弘
- 論壇時評
夫婦別姓のシチュアシオン:丸山 茂
- 歴史の証言
- 人身売買をめぐって:関口博巨
- 国民衛兵の軍事指揮をめぐって:高橋則雄
- 第26号予告
- 執筆者紹介
- 編集後記:星野澄子、井上孟、萩原金美