- 評論の言葉 いま、大学と学生たちは:小林一美
特集・民俗学の可能性—日本文化再考
- 評論
- 座談会 民俗学の可能性—民俗学と歴史学の現在—:谷川健一、網野善彦、宮田登
- 霊魂と霊性の民俗学—柳田国男、鈴木大拙、折口信夫—:鎌田東二
- 異界・異人論の行方:小松和彦
- 共感と類推の民俗自然誌—擬人法にみる柳田国男と今西錦司—:篠原 徹
- 「民具」というのぞき窓から:香月洋一郎
- 呪術と象徴—予祝にみる光と影—:川元祥一
- あの世の者たちの婚礼—中国、韓国、日本—:廣田律子
- 啓蒙家の誕生、そして民俗の文明化—文明開化と民俗の変容—:鶴巻孝雄
- 民具と民俗学:河野通明
- フォークロアの法学:千葉正士
- 日招き長者の扇—民俗学の文化人類学—:小馬 徹
- 詩 大きな足:岡島弘子
- 講演記録
生命の連鎖する世界から:石牟礼道
- 随想
- 経済学と人間:宮崎犀一
- 「段ボールハウス」からの都市論:西澤晃彦
- したたかなる畑作:藤森裕治
- 「郷土玩具」による民俗学のために:川越仁恵
- 救いとしての民俗学:島村恭則
- 観音講とクルマ:むらき数子
- 書評
- 秋山勇造著『翻訳の地平』:森 一
- 井上勝也著『新ファラデー伝—19世紀科学は何を教えているか—』:廣橋 亮
- 杉原四郎他編『エンゲルスと現代』:的場昭弘
- 長井圓著『交通刑法と過失正犯論』:林美月子
- 兼子仁・村上順著『地方分権』:佐藤孝治
- 吉井蒼生夫著『近代日本の国家形成と法』:藤田 正
- ハンス・ラーグネマルム著、萩原金美訳『スウェーデン行政手続・訴訟法概説』:交告尚史
- 橋本侃著『謎解きシェイクスピア』:石井美樹子
- 福田万里子著『柿若葉のころ』:古谷鏡子
- 評論
- 差別禁止から「格差」解消へむけて—均等法一〇年目の課題—:浅倉むつ子
- 阪神・淡路大震災と社会システム:荏本孝久
- 論壇時評
世紀末の知あるいは知の世紀末:丸山 茂
- 歴史の証言
- 戦時下の『知性』:桑尾光太郎
- パリ・コミューンと宗教政策:高橋則雄
- 連載評論・現代経済学と人間(15)
- 開国とナショナリズム:間宮陽介
- 第24号予告
- 執筆者紹介
- 編集後記犬飼政一、高橋一行、萩原金美