- 評論の言葉 財政における地方分権:渡辺精一
- 特別講演百年の歴史と人生の旅人たち:李恢成
特集・知の場の変容——空洞化する思想的潮流
- 評論
- 原爆五〇周年によせて:中山 茂
- 日本知識人の特質—福沢諭吉・吉野作造・丸山眞男—:都築 勉
- 社会主義の崩壊と日本の学問—社会科学の場合—:有江大介
- 新たなる科学の可能性と東洋思想—エコロジー問題を中心として—:沼田健哉
- 科学は未来をひらくものたりうるか:桜井邦朋
- フェミニズムと知の場の変容—フェミニズムの果したもの—:竹中恵美子
- 知の場のアナトミー—出版ジャーナリズムの現在—:箕輪成男
- 戦時経済と経済理論—笠信太郎と柴田敬—:八木紀一郎
- 歴史のなかの知の場のモデル—一八世紀スコットランドにおけるアダム・スミスのニュートン受容—:只腰親和
- 主権論と市民社会—ヴァイマル国法学の一断面から—:大野達司
- 詩 白絹の時と鏡:財部鳥子
- 研究の周辺
- 原発訴訟研究余滴:交告尚史
- 「自由な競争」と「公正な競争」:高橋岩和
- 研究動向
アダム・スミス復興の背景と動向:田中正司
- 随想
- 発語と生命体:伊東聖子
- 「オウム真理教」報道を考える:大庭絵里
- エラノス会議(ユング国際円卓会議)に出席して:石井美樹子
- 書評
- 的場昭弘著『パリの中のマルクス—一八四〇年代のマルクスとパリ』:高草木光一
- 江原由美子著『装置としての性支配』:吉澤夏子
- 冨岡倍雄 中村平八編『近代世界の歴史像—機械制工業世界と周辺アジア』:平川 均
- 日高昭二著『文学テクストの領分』:今村忠純
- 出来成訓著『日本英語教育史考』:鳥越輝昭
- 田村伊知朗著『近代ドイツの国家と民衆—初期エトガー・バウアー研究』:柴田隆行
- 津田良樹著『街道の民家史研究—日光社参史料からみた住居と集落』:吉田純一
- 荏本孝久・大野春雄共著『都市型震害に学ぶ市民工学—兵庫県南部地震の現場から—』:仕入豊和
- 産経新聞社編『理工教育を問う—テクノ立国が危うい』:北岡正敏
- 追悼
丹羽邦男先生の研究と教育:石井日出男
- 論壇時評
知の場の変容:的場昭弘
- 評論
東欧諸国の政治・経済情勢—民主化の定着と経済の回復—:小川和男
- 歴史の証言
- 「伴」で結ばれた人々:日露野好章
- 扶養手当の支給をめぐって:高橋則雄
- 連載評論 現代経済学と人間(14)
- 丸山眞男論:間宮陽介
- 第22号予告・執筆者紹介
- 編集後記:遠藤公嗣、澤木武美、萩原金美