神奈川大学評論 第18号 目次

  1. 評論の言葉 「わが国の価格体系」一考:衣笠洋輔
    特集・変容する死と生のコスモロジー
  2. 評論
    • 座談会 変容する死と生のコスモロジー——死と生の現在:岩田慶治、小池寿子、岡野哲士
    • 「死の作法」の今昔:山折哲雄
    • 死から見たコスモロジー—人間と自然の未来—:河野博臣
    • 宇宙的スケールで考える生命の誕生と寿命:大島泰郎
    • 脳死問題の解決の方向—臓器移植法案の審議に向けて—:中山研一
    • 「死」を論じ合う「方法」について—尊厳死、安楽死、脳死、中絶—:森下直貴
    • 脳死・臓器移植と現代医療:天笠啓祐
    • 死と生のコスモロジー?—新約聖書とその周辺—:大貫 隆
    • 生命の誕生と死—個体の死をめぐる生物誌—:竹内重夫
    • エイズと死の現在—歴史に見る疫病を考えつつ—:松本正勝
    • 絶対隔離の時代におけるハンセン病患者の生きざま:成田 稔
    • 高齢者と人権:橋本宏子
  3. 特別インタビュー 金芝河氏に聞く
    変容する世界と生命の思想:聞き手 任軒永、金潤 訳

  4. 同じ森に日は沈み・・・:新川和江
  5. 研究の周辺
    外国人労働者と人権の問題:石井伸一
  6. 私の研究
    「聞こえない音」の研究:遠藤信行
  7. 随想
    • プラトンの哲学と「死」の問題:田坂さつき
    • エイズと現代—告知をめぐって—:金子寿子
    • 死から生への転機:横山佳子
    • 医療の場にいて思うこと:大関ミヨ子
    • 実践の哲学と関係の哲学—廣松渉さんを追悼する—:黒沢惟昭
    • 『『言海』完成祝宴の全記録』—百三年目の六月二十三日—:鈴木 隆
  8. 書評
    • 常石敬一著『医学者たちの組織犯罪—関東軍第七三一部隊』:秦 郁彦
    • 網野善彦著『日本社会再考—海民と列島文化』:河野通明
    • 安藝基雄著『一臨床医として生きて—現代日本の医療を問う』:山本晴彦
    • 森崎和江著『いのちを産む』:小林裕子
    • 白石かずこ著『ロバにのり、杜甫の村へゆく』:木坂 涼
    • 湯田豊著『インド哲学のプロムナード』:柏木弘雄
    • ミゲル・デリーベス著 岩根圀和訳『赤い紙』:大林文彦
    • I・ツェリッシェフ著 中村平八訳『系列国家日本の逆襲』:大澤定順
  9. 評論
    • エリツィンの経済政策の失敗とその後—ロシア経済の現状—:小川和男
    • クルディスタン—もうひとつの中東和平—:岸田圭司
  10. 歴史の証言
    • 自分と百姓に相定め…—八王子千人同心の身分をめぐって—:日露野好章
    • 公安委員会の設置をめぐって:高橋則雄
  11. 連載評論 現代経済学と人間(11)
    • 自由主義の現状:間宮陽介
    • 読者の声:坂詰幸次郎
    • 第19号予告
    • 執筆者紹介
    • 編集後記:的場昭弘、土井英和、萩原金美