- 評論の言葉 文明の転換:冨岡倍雄
特集・人間の未来 二一世紀への希望のメッセージ
- 評論
- 対談 世界史の転換と歴史の読み直し:加藤周一、網野善彦
- 二一世紀へのメッセージ:平田清明
- 一物理学者からみた科学の未来:桜井邦朋
- 自然と人間——スピノザの立場から:工藤喜作
- 希望への希望とは?:三島憲一
- 足元を見つめること:今村仁司
- 二一世紀への積み残し——ルーマン、ハーバーマス、リオタール清水多吉
- 二一世紀へのメッセージ—「ユートピア以降」の産業社会:佐伯啓思
- 敵とは何か:松本健一
- 希望を求めて——国際アムネスティ運動と人権:清水克文
- 国連事務総長と「静かな外交」:郷田正萬
- 「移風の兆」と弥勒の世:宮田登
- 二一世紀へのささやかな期待——歴史の心を失わぬように:西和夫
- ソクラテスの助言を受ける:岡野哲士
- 「混迷」の時代を照らす「孤独と太陽」:中本信幸
- 地球環境と人間の未来:猿田勝美
- いのちをはぐくむ:森崎和江
- 二一世紀の課題:齋藤光實
- 二一世紀に向けて——ヒューマンスキルの開発:佐久間賢
- 新世紀への実存的生き方——新しい終末観を求めて:藤田富雄
- 個人の尊厳と両立するイエ:大澤定順
- 詩
- 花をつくるローザ:高良留美子
- 飛行の練習:牟礼慶子
- 生の発見:新井豊美
- 随想・人間の未来
- 消えさるものたちよ:古谷鏡子
- 自然科学者から見た二つの問題:宇佐美正一郎
- 自然保護運動二四年から:柴田隆行
- 魚群の中の泳ぎ:井上勝也
- 人権の未来:阿部浩己
- ある情景から:奥田宏子
- 石と樹の街で:佐藤夏生
- 女性にとって希望の世紀となるか:河上婦志子
- 大学の成績評価について思う:鈴木そよ子
- アジアの個人主義・集団主義:松本武祝
- 問われ続ける戦争体験の意味:長沢雅春
- ホヤの世界と人間の未来:日野晶也
- タチアオイの花に優る生と死:原中和繁
- 老いはとまどい:安田陸男
- 「老い」を見つめる日々:田中まさ子
- 日本の社会と法の構造:長井圓
- 中国の経済発展に思うこと:大里浩秋
- 忍び寄る現実:菅原晴之
- 家族の行方:金丸壽男
- 特性のないひと(Das Man ohne Eigenschaften):鈴木修一
- 暮らしの安全は向上出来る:堀野定雄
- 書評
- 平田清明著『市民社会とレギュラシオン』:黒沢惟昭
- 間宮陽介著『法人企業と現代資本主義』:伊藤修
- 石井美樹子著『薔薇の冠——イギリス王妃キャサリンの生涯』:田村南美子
- 中村隆英著『昭和史Ⅰ・Ⅱ』:大林弘道
- 朴根好著『韓国の経済発展とベトナム戦争』:平川均
- 桜井邦朋著『寿命の法則』:宇佐見義之
- 岡島弘子著『水滴の日』:鈴木ユリイカ
- 歴史の証言
- 幕末多摩の農兵隊の印:鶴巻孝雄
- エリゼ・ルクリュ——一知識人の軌跡:高橋則雄
- 連載評論 現代経済学と人間(10)
- ポスト冷戦時代の資本主義論:間宮陽介
- 第18号予告
- 執筆者紹介
- 編集後記:堀野定雄、小林孝吉、諸田實