- 評論の言葉 「メメント・モリ」目覚時計:岡野哲士
特集・思想空間の変容
- 評論
- 座談会 思想空間の変容——二一世紀への思想的展望——:今村仁司、篠原資明、伊坂青司
- 奔流と化したナショナリズム:清水多吉
- フランスの思想的現在:財津 理
- 東欧社会と思想の現在:石塚省二
- 歴史叙述の変容:網野善彦
- 科学思想の変遷——二〇世紀から二一世紀への科学史的整理——:中山 茂
- 現代社会と霊性知識人——「精神世界」のゆくえ——:島薗 進
- 現代とグラムシの教育思想——関係論を視軸にして——:黒沢惟昭
- 思想としてのエコロジー:岩男耕三
- 近現代ヨーロッパ思想における<生成>と<存在>——F・バウマー『近現代ヨーロッパの思想』のこと——:鳥越輝昭
- 詩 王の死あるいは旱魃——聖刻文字による碑文断片:多田智満子
- 随想
- 近代西欧思想の世界観:額賀清孝
- ベネチア国際映画祭——リド島の華やかな夏の終わり:清水英夫
- 研究の周辺
- 日本の宇宙科学研究:西村 純
- 冷戦後の国連とカンボジア問題:郷田正萬
- 私の研究
ムージル未完の長編『特性のない男』の改訳:加藤二郎
- 書評
- フッサール/デリダ著 鈴木修一他訳『幾何学の起源』:野家啓一
- マーティン・カーノイ著 黒沢惟昭他監訳『国家と政治理論』:的場昭弘
- 神奈川大学人文学研究所編『インディアスの迷宮』:太田昌国
- テオドール・W・アドルノ著 笠原賢介訳『本来性という隠語』:清水多吉
- 丸山眞男著『忠誠と反逆——転換期日本の精神史的位相』:吉田 隆
- 柴田隆行著『横超の倫理と遊戯の哲学——信太哲学研究』:吉沢伝三郎
- 松岡紀雄著『企業市民の時代——社会の荒廃に立ち向かうアメリカ企業』:井出義光
- 山口正編『大青川茨城開拓団の足跡』:小泉公史
- 湯田豊著『ニーチェ「偶像のたそがれ」を読む』:鎌田康男
- 小林孝吉著『椎名麟三論 回心の瞬間』:富岡幸一郎
- 歴史の証言
- 時国家墓地の墓標:窪田涼子
- 諷刺版画家ピロテル:高橋則雄
- 評論
- CIS・ロシアの経済動向と展望:小川和男
- 環境と開発に関する国連会議(地球サミット)について:猿田勝美
- 連載評論 現代経済学と人間(6)
- 「コモンズ」の悲劇について:間宮陽介
- 第14号予告
- 執筆者紹介
- 編集後記:菅原晴之、高橋則雄、諸田實