神奈川大学評論 第12号 目次

  1. 評論の言葉 リオ宣言を考える——地球市民のニーズで実践を——:清水嘉治
    特集・新アジア論——アジアの現在と日本
  2. 評論
    • 巻頭対談 変容する世界とアジア——アジアの現在と日本——:小島晋治、西川潤
    • 戦後責任の現代性—ドイツと日本:三島憲一
    • デタントに始まるアジアの胎動:桶舎典男
    • アジアにおける人権問題——日本外交と人権——:阿部浩己
    • アジアの環境問題と日本のODA——インドのシングローリ・プロジェクトを例として:鷲見一夫
    • アジア自由貿易主義のすすめ——アジア経済発展論からみた——:冨岡倍雄
    • アジアの経済開発とヒューマン・コスト——近代朝鮮経済史の視点から——:松本武祝
    • アジアにおける社会主義・歴史と現在:古田元夫
    • 韓国文学と民主化運動:金 潤
    • 女たちのアジアと日本——フィリピンからの視点——:永野善子
    • アジア芸術の可能性——中国の民衆と芸能——:吉川良和
    • 大統領選にみるフィリピンの民主主義の発展:カロリーナ・ヘルナンデス
  3. 文芸
    • 詩 我らは港——荒波の日々に——:永瀬清子
    • アジアの文学・文学のなかのアジア:川村 湊
  4. アジアの諸相
    • 記憶のカンボジア——少女のポル・ポト時代——:柳原和子
    • 『戦時外国人強制連行関係史料集』を刊行して:林えいだい
    • アジアの女性労働者:広木道子
    • アジア経済と日本企業:田中則仁
    • 中国における学問の貧困:鈴木陽一
    • 国家の統合と少数民族問題:後藤 晃
    • 反スチンダー運動とタイの民主化:山本博史
  5. 随想
    • アジア女性会議:納米恵美子
    • ACCUの識字事業の展開と識字教材の重要性:田島伸二
  6. 研究の周辺
    • エイズとHIV——HIV/AIDSの血清サーベイランス報告を読んで——:松本正勝
    • 現代アフリカ論序説——法と政治と経済の視点から——:岡田昭男
  7. 書評
    • 網野善彦著『海と列島の中世』:松本健一
    • 小池昌代著『青果祭』古谷鏡子著『眠らない鳥』:水野るり子
    • レナト・コンスタンティーノ編『日本の役割——東南アジア六カ国からの直言』:丸岡洋司
    • 大河内一雄著『国策会社東洋拓殖の終焉』:菅原晴之
    • ジョシア・A・フォーゲル著 阪谷芳直訳『中江丑吉と中国——一ヒューマニストの生と学問』:小林一美
    • 石井美樹子著『神の道化師——聖ヨセフの肖像』:黒川樟枝
    • マジシ・クネーネ著 竹内泰宏・くぼたのぞみ訳『アフリカ創世の神話——女性に捧げるズールーの讃歌』:小馬 徹
  8. 歴史の証言
    • 水呑松太郎の所持した財産:津田良樹
    • 「女性同盟」の活動:高橋則雄
  9. 評論
    梶村秀樹とアジア研究:中村平八
  10. 連載評論 現代経済学と人間(5)
    • 株式会社と経済理論:間宮陽介
    • 第13号予告
    • 執筆者紹介
    • 編集後記:大澤定順、郷田正萬、諸田實