神奈川大学評論 第11号 目次

  1. 評論の言葉 大学における生涯学習:青木宗也
    特集・女性学・フェミニズム——新しい価値の創造
  2. 評論
    • 巻頭対談 現代社会とフェミニズムの可能性——家父長制・家族・身体をめぐって——:金井淑子、丸山茂
    • フェミニズムは何を求めるのか?——「性支配」論への覚え書き——:江原由美子
    • 二〇世紀末の性について:森崎和江
    • 姓から性へ——法女性学からの問いかけ—:—星野澄子
    • 九〇年代フェミニズムの創造へ——アメリカ女性学の中で考えた日本の課題——:三宅義子
    • アリス・ウォーカーと女性解放運動:岡島弘子
    • アルテミスの末裔たち——ロマンス文学と女性——:奥田宏子
    • 女性問題・世界の流れ——主として国連の活動を中心に——:有馬真喜子
    • フェミニズムとアファーマティブ・アクション:河上婦志子
    • 性の不平等と男女平等の思想——新しい理論的視点を求めて——:栗山馨
  3. 文芸
    • 詩 モンテネグロのドン・キホーテへの手紙——ユーゴの作家ミオドラグ・ブラトーヴィッチへ捧ぐ——:白石かずこ
    • 小 説 新しい町のような:増田みず子
  4. 随想
    • ペシミズムからの出発——「女はどこにいるのか」をめぐって——:吉澤夏子
    • 夫婦別姓について:羽生康二
    • 青鞜の女・柴田かよ:鈴木芙美子
    • 女性学との出会い:深瀬明子
    • 私の母とフェミニズム:福井浅子
    • 闇の花の女たち:森 冬実
    • 育児と仕事の間で:浜崎すみ子
    • 女性行政のとりくみとフェミニズム:高橋陽子
  5. 研究の周辺
    • フィールドワークの思想、思想のフィールドワーク:小馬 徹
    • 一九・二〇世紀イギリスの職業教育と技術訓練——イギリス経済の低成長との関連で——:山本 通
  6. 書評
    • 小倉千加子著『セックス神話解体新書』『対談偽悪者のフェミニズム』:大澤定順
    • 金城清子著『法女性学—その構築と課題』:田島泰彦
    • 石井美樹子著『中世の食卓から』:鳥越輝昭
    • 竹内泰宏著『少年たちの戦争』:小畑精和
    • 清水嘉治著『転機にたつ世界経済』:若森章孝
    • 伊藤修他著『昭和財政史』第一〇巻:鈴木芳徳
    • 重田晴生著『アメリカ船主責任制限制度の研究』:村上 順
    • 橋本宏子著『住民参加と法——アメリカにおける福祉サービスと行政手続き』:安達和志
  7. 紹介
    立石昌廣著『中國的服務經濟』と北京大学の学位授与システム:中村平八
  8. 歴史の証言
    • 男女混泳が禁じられた海:澤木武美
    • パリ・コミューンと女性たち:高橋則雄
  9. 小特集・現代社会と企業
    • 現代企業の論理——企業資本主義のゆくえ——:小林康宏
    • 企業と人間——経営倫理と経営労働をめぐって——:水谷雅一
  10. 連載評論 現代経済学と人間(4)
    • 「大転換」の意味:間宮陽介
    • 第12号予告
    • 執筆者紹介
    • 編集後記:冨岡倍雄