神奈川大学評論 第107号 目次

  1. 建築逍遥
    ポストモダン建築の継承──東京武道館 一九八九年竣工:六角 美瑠
  2. エッセイ

    総力戦研究所と学術会議:小森田 秋夫

  3. 特集=空想

  4. 対談
    漫画と想像:安彦 良和・山岸 凉子
  5. 特集評論
    • 安野光雅の空想:大矢 鞆音
    • 透明人間と魚類図鑑:森村 泰昌
    • 見上げてごらん、夜の星を──星空浴の薦め:渡部 潤一
    • 天気とアート:長谷部 愛
    • 縄文時代の空想をするときに僕の空想すること:望月 昭秀
    • 短編小説が幻想をもたらす:柳原 孝敦
    • 彼方を空想したSFファン──『イスカーチェリ』の歩み:波津 博明
    • 建築家が空想した建築・都市:山家 京子
    • インタビュー 父・手塚治虫のこと:手塚 るみ子

  6. めぐりあう朝:青木 由弥子
  7. 講演記録
    日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか(共同企画シンポジウム)
    日本学術会議の法人化──歴史学の視点から:加藤 陽子
  8. 特別寄稿
    中野好夫が現在に問いかけるもの──おもに沖縄論をめぐって:岡村 俊明
  9. 論壇時評
    矛盾した正義の集積地としての非統治空間──分断と占領に喘ぐシリア:青山 弘之
  10. 美術
    「生誕一四〇年記念  竹久夢二の軌跡」展を開催して──夢二式の流行から、美のある暮らしを求めて:徳重 美佳
  11. 映画
    返還映画コレクション特集と今後の展望:大傍 正規
  12. 音楽
    ディスク博士のエラー・システムについての奇妙な考察:高田 漣
  13. 演芸
    活動弁士の仕事:澤登 翠
  14. 科学
    化石が教えてくれること:佐藤 たまき
  15. 文芸
    新宿区立漱石山房記念館の活動について:鈴木 希帆
  16. 世界から/世界へ
    ウズベキスタンのヴェール論争のその後:帯谷 知可
  17. 研究の周辺
    社会運動が発展すれば、社会は変わるのか──ピンク・タイド政権の現在:後藤 政子
  18. 書評
    • ハン・ユンソブ著/キム・ジナ絵/呉華順訳『ボンジュール、トゥール』:すんみ
    • 清水幸一著『あゝ沖縄──道産子たちの沖縄戦記』:酒井 聡平
    • 宇田智子著『すこし広くなった 「那覇の市場で古本屋」それから』:新垣 夢乃
    • 野村真理著『ウィーン ユダヤ人が消えた街──オーストリアのホロコースト』:篠原 琢
    • 池上俊一著『魔女狩りのヨーロッパ史』:小林 繫子
    • エルヴェシウス著/森岡邦泰・菅原多喜夫訳『精神論』:森村 敏己
    • 阿部春代著『手足を洗う──ハンセン病回復者と看護師』:堀江 節子
    • 上脇博之著『検証 政治とカネ』/池端忠司
    • 醍醐龍馬編著『小樽学──港町から地域を考える』:髙井 典子
    • 村井まや子・熊谷謙介編著『動物×ジェンダー──マルチスピーシーズ物語の森へ』:近藤 祉秋
  19. 編集者のおぼえ書き
    「そして」は削る:三浦 衛
  20. 遅筆堂文庫だより(9)
    井上ひさしと米原万里(二):井上 恒
  21. コラム
    正岡子規 人生のことば その六十一:復本 一郎
  22. 歴史の証言:古文書の語る時代と社会(101)
    『蒙古襲来絵詞』と安達泰盛:巽 昌子
  23. 図書館のみかた
    視覚に障害のある人々に寄り添う日本点字図書館:立花 明彦
  • 第108号予告
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  • 執筆者紹介
  • 表紙:安野光雅「謝肉祭の競馬」(『繪本 即興詩人』、講談社、2002年)