- 建築逍遥
ポストモダン建築の継承──東京武道館 一九八九年竣工:六角 美瑠 - エッセイ
総力戦研究所と学術会議:小森田 秋夫
- 対談
漫画と想像:安彦 良和・山岸 凉子 - 特集評論
- 安野光雅の空想:大矢 鞆音
- 透明人間と魚類図鑑:森村 泰昌
- 見上げてごらん、夜の星を──星空浴の薦め:渡部 潤一
- 天気とアート:長谷部 愛
- 縄文時代の空想をするときに僕の空想すること:望月 昭秀
- 短編小説が幻想をもたらす:柳原 孝敦
- 彼方を空想したSFファン──『イスカーチェリ』の歩み:波津 博明
- 建築家が空想した建築・都市:山家 京子
- インタビュー 父・手塚治虫のこと:手塚 るみ子
- 詩
めぐりあう朝:青木 由弥子 - 講演記録
日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか(共同企画シンポジウム)
日本学術会議の法人化──歴史学の視点から:加藤 陽子 - 特別寄稿
中野好夫が現在に問いかけるもの──おもに沖縄論をめぐって:岡村 俊明 - 論壇時評
矛盾した正義の集積地としての非統治空間──分断と占領に喘ぐシリア:青山 弘之 - 美術
「生誕一四〇年記念 竹久夢二の軌跡」展を開催して──夢二式の流行から、美のある暮らしを求めて:徳重 美佳 - 映画
返還映画コレクション特集と今後の展望:大傍 正規 - 音楽
ディスク博士のエラー・システムについての奇妙な考察:高田 漣 - 演芸
活動弁士の仕事:澤登 翠 - 科学
化石が教えてくれること:佐藤 たまき - 文芸
新宿区立漱石山房記念館の活動について:鈴木 希帆 - 世界から/世界へ
ウズベキスタンのヴェール論争のその後:帯谷 知可 - 研究の周辺
社会運動が発展すれば、社会は変わるのか──ピンク・タイド政権の現在:後藤 政子
- 書評
- ハン・ユンソブ著/キム・ジナ絵/呉華順訳『ボンジュール、トゥール』:すんみ
- 清水幸一著『あゝ沖縄──道産子たちの沖縄戦記』:酒井 聡平
- 宇田智子著『すこし広くなった 「那覇の市場で古本屋」それから』:新垣 夢乃
- 野村真理著『ウィーン ユダヤ人が消えた街──オーストリアのホロコースト』:篠原 琢
- 池上俊一著『魔女狩りのヨーロッパ史』:小林 繫子
- エルヴェシウス著/森岡邦泰・菅原多喜夫訳『精神論』:森村 敏己
- 阿部春代著『手足を洗う──ハンセン病回復者と看護師』:堀江 節子
- 上脇博之著『検証 政治とカネ』/池端忠司
- 醍醐龍馬編著『小樽学──港町から地域を考える』:髙井 典子
- 村井まや子・熊谷謙介編著『動物×ジェンダー──マルチスピーシーズ物語の森へ』:近藤 祉秋
- 編集者のおぼえ書き
「そして」は削る:三浦 衛 - 遅筆堂文庫だより(9)
井上ひさしと米原万里(二):井上 恒 - コラム
正岡子規 人生のことば その六十一:復本 一郎 - 歴史の証言:古文書の語る時代と社会(101)
『蒙古襲来絵詞』と安達泰盛:巽 昌子 - 図書館のみかた
視覚に障害のある人々に寄り添う日本点字図書館:立花 明彦
特集=空想
- 第108号予告
- 販売書店一覧
- バックナンバー一覧
- 執筆者紹介
- 表紙:安野光雅「謝肉祭の競馬」(『繪本 即興詩人』、講談社、2002年)