- 建築逍遥 その存在を伝えたい建築
駒井家住宅(京都市):姜 明采
- エッセイ
ズレていく境界:斎藤 貴男
特集=境界
- 対談
音楽と境界:岡田 暁生/沢 知恵
- 特集評論
- いのちの境界──取材を通して思う:大石 芳野
- 百年の今昔──シベリア出兵と満洲・ウクライナ:安彦 良和
- 境界、その存在への意識と対応:三宮 麻由子
- 生命科学テクノロジーをどう制御するのか?:島薗 進
- アフガニスタンの女性と人権:北垣 由民子
- 話し言葉と歌の境界で生きていく:ジョシュア・D・ピルザー(阿部 万里江 訳)
- アーケードのつなぐもの:宇田 智子
- 詩
口をひらく自由:冨岡 悦子
- 特別寄稿
ゴルバチョフの夢と挫折:下斗米 伸夫
危機に直面する日本学術会議の独立性―自民党政権による法改正の企図を批判する:小森田 秋夫
インタビュー 日銀黒田金融政策の一〇年:伊藤 正直
- 小特集 物語る環境
[講演1]私をつくった水仙──NASAから小説まで、光合成を物語る:ジョン・パーラム(村井 まや子 訳)
[講演2]動物たちの言うこと──パルダン・ゴンド族のアートにおける人と動物の世界:V・ギータ(村井 まや子 訳)
[ディスカッション]物語・環境・創作をめぐって:諏訪 敦彦/山城 知佳子/章 夢奇(村井 まや子 コメンテーター/秋山 珠子 通訳・翻訳・構成)
- 論壇時評
命と暮らしを脅かす「男性稼ぎ主」型からの脱却を:大沢 真理
- 美術時評
マン・レイ、その越境する光──「マン・レイと女性たち」展を振り返る:朝木 由香
- 科学時評
研究を極める vs. ほどほどで収める:常石 敬一
- 映画時評
見えない、聴こえない、境界を超えて:平塚 千穂子
- 音楽時評
我がアコーディオン原体験:coba
- 演芸時評
伝統からエンタメへ:上島 敏昭
- 世界から/世界へ
タイにおける君主制と民主化:山本 博史
- 研究の周辺
リストにおける「理論と実践」──「行政実務」から「国民経済学」へ:諸田 實
消えた文学を読む意義を考える──サウスワース作品を例に:山口 ヨシ子
- 書評
- 高良 留美子著『高良留美子全詩』(上・下):渡辺 みえこ
- 大和田茂著『日本近代文学の潜流』:村田 裕和
- イーディス・ウォートン著・山口ヨシ子・石幸子訳『夏』:山木 聖史
- ボフミル・フラバル著『石川達夫訳十一月の嵐』:ブルナ・ルカーシュ
- 著者こぼれ話
長い余談:砂川 文次
- 編集者のおぼえ書き
すべては疑うことから始まる:高島 知子
- 遅筆堂文庫だより(2)
井上ひさしとチェーホフ:井上 恒
- コラム
正岡子規 人生のことば その五十六:復本 一郎
- 歴史の証言 古文書の語る時代と社会(96)
放尿する一遍と画中詞:内藤 久義
- 第103号予告
- 執筆者紹介
- 販売書店一覧
- バックナンバー一覧
- 表紙写真:加藤 晋平・国立療養所長島愛生園