神奈川大学評論 第102号 目次

  1. 建築逍遥 その存在を伝えたい建築
    駒井家住宅(京都市):姜 明采
  2. エッセイ
    ズレていく境界:斎藤 貴男
  3. 特集=境界

  4. 対談
    音楽と境界:岡田 暁生/沢 知恵
  5. 特集評論
    • いのちの境界──取材を通して思う:大石 芳野
    • 百年の今昔──シベリア出兵と満洲・ウクライナ:安彦 良和
    • 境界、その存在への意識と対応:三宮 麻由子
    • 生命科学テクノロジーをどう制御するのか?:島薗 進
    • アフガニスタンの女性と人権:北垣 由民子
    • 話し言葉と歌の境界で生きていく:ジョシュア・D・ピルザー(阿部 万里江 訳)
    • アーケードのつなぐもの:宇田 智子

  6. 口をひらく自由:冨岡 悦子
  7. 特別寄稿
    ゴルバチョフの夢と挫折:下斗米 伸夫
    危機に直面する日本学術会議の独立性―自民党政権による法改正の企図を批判する:小森田 秋夫
    インタビュー 日銀黒田金融政策の一〇年:伊藤 正直
  8. 小特集 物語る環境
    [講演1]私をつくった水仙──NASAから小説まで、光合成を物語る:ジョン・パーラム(村井 まや子 訳)
    [講演2]動物たちの言うこと──パルダン・ゴンド族のアートにおける人と動物の世界:V・ギータ(村井 まや子 訳)
    [ディスカッション]物語・環境・創作をめぐって:諏訪 敦彦/山城 知佳子/章 夢奇(村井 まや子 コメンテーター/秋山 珠子 通訳・翻訳・構成)
  9. 論壇時評
    命と暮らしを脅かす「男性稼ぎ主」型からの脱却を:大沢 真理
  10. 美術時評
    マン・レイ、その越境する光──「マン・レイと女性たち」展を振り返る:朝木 由香
  11. 科学時評
    研究を極める vs. ほどほどで収める:常石 敬一
  12. 映画時評
    見えない、聴こえない、境界を超えて:平塚 千穂子
  13. 音楽時評
    我がアコーディオン原体験:coba
  14. 演芸時評
    伝統からエンタメへ:上島 敏昭
  15. 世界から/世界へ
    タイにおける君主制と民主化:山本 博史
  16. 研究の周辺
    リストにおける「理論と実践」──「行政実務」から「国民経済学」へ:諸田 實
    消えた文学を読む意義を考える──サウスワース作品を例に:山口 ヨシ子
  17. 書評
    • 高良 留美子著『高良留美子全詩』(上・下):渡辺 みえこ
    • 大和田茂著『日本近代文学の潜流』:村田 裕和
    • イーディス・ウォートン著・山口ヨシ子・石幸子訳『夏』:山木 聖史
    • ボフミル・フラバル著『石川達夫訳十一月の嵐』:ブルナ・ルカーシュ
  18. 著者こぼれ話
    長い余談:砂川 文次
  19. 編集者のおぼえ書き
    すべては疑うことから始まる:高島 知子
  20. 遅筆堂文庫だより(2)
    井上ひさしとチェーホフ:井上 恒
  21. コラム
    正岡子規 人生のことば その五十六:復本 一郎
  22. 歴史の証言 古文書の語る時代と社会(96)
    放尿する一遍と画中詞:内藤 久義
  • 第103号予告
  • 執筆者紹介
  • 販売書店一覧
  • バックナンバー一覧
  • 表紙写真:加藤 晋平・国立療養所長島愛生園