神奈川大学評論 第101号 目次

  1. 建築逍遥
    わが国最古の木造ドームを備えた建築 北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂(秋田県大館市):内田 青蔵
  2. エッセイ
    旅と文学と女の仕事:斎藤 美奈子
  3. 特集=食糧(食べもの)の平和

  4. 対談
    食糧の平和:小野塚 知二/藤原 辰史
  5. 特集評論
    • 食べものの平和──生命誌を生かした農耕文明を:中村 桂子
    • 稲が語る日本人の食:小山 重郎
    • 新しい世代につなぐオンリーワンの村づくり:片山 元治
    • 食物と戦争:山崎 佳代子
    • ひとりも取りこぼさない未来を築くために:原村 政樹
    • 土と戦争:藤井 一至
  6. インタビュー
    キッチンは、社会に繋がっている:枝元 なほみ

  7. ポートライナー:佐藤 モニカ 
  8. 講演記録
    • 日本のあたりまえを疑う:サヘル・ローズ
    • 鶴見俊輔とヒッピズム──生誕一〇〇年目の『日本の地下水』:黒川 創
  9. 特別寄稿
    政治と「統一教会」をめぐって:江川 紹子
  10. 論壇時評
    ラテンアメリカは大国の裏庭か──左傾化と国際関係の解釈をめぐって:宮地 隆廣
  11. 音楽時評
    時空を超えて:西本 智実
  12. 科学時評
    分解性プラスチックへの過剰の期待とその現実と将来:木原 伸浩
  13. 舞台芸術時評
    人形劇団ひとみ座の歩みとこれから:中村 孝男
  14. 美術時評
    物語を語ることとアートをつくること
    「Storymakers in Contemporary Japanese Art」展のキュレーションを終えて:村井 まや子
  15. 映画時評
    中国逸民の遺伝子──映像演劇『隔離された屋根』をめぐって:秋山 珠子
  16. 世界から/世界へ
    忘れられた「アジア最後のフロンティア」クーデターから二〇か月を経たミャンマーの現状と今後:飯國 有佳子
  17. 研究の周辺
    化学研究における日常的に起こる偶然の発見:横澤 勉
  18. 書評
    • 鈴木 宏枝著『アフリカン・アメリカン児童文学を読む──子どもの本という「励まし」』:ひこ・田中
    • 諸田 實著著『「リスト」全集の出版』:柳澤 治
    • 安彦 忠彦著『来るべき時代の教育と教育学のために──能力開発から能力制御への重点移動』:鈴木 剛
    • 鷲見 洋一著『編集者ディドロ──仲間と歩く「百科全書」の森』:中嶋 廣
    • 山田 七絵著『世界珍食紀行──越境する研究者たちの多彩な食体験』:大庭 三枝
    • 但馬 みほ著『アメリカをまなざす娘たち──水村美苗、石内都、山田詠美における越境と言語の獲得』:矢澤 美佐紀
    • 恩田 侑布子著『渾沌の恋人(ラマン)──北斎の波、芭蕉の興』:堀田 季何
    • 市東 真一著『祭礼における権威創造の民俗誌──旦那衆・鳶・若連』:阿南 透
  19. 編集者のおぼえ書き
    「なぜ?」を追っていた日々:宮田 毬栄
  20. 遅筆堂文庫だより
    井上ひさしのロシア:井上 恒
  21. コラム
    正岡子規 人生のことば 第55回:復本 一郎
  22. 歴史の証言 古文書の語る時代と社会(95)
    戦後ハンセン病療養所の同人雑誌「山椒」とその射程:佐藤 健太
  • 神大ノート
  • 執筆者紹介
  • バックナンバー一覧
  • 編集後記 村井 まや子・福元摩湖・出雲 雅志