- 評論の言葉 二〇世紀は何であったか平田清明
特集・生命論の現在
- 評論
- 巻頭対談 生命論の現在—現代社会における生命の周辺—:田みず子、常石敬一
- 医学と生命—脳死から尊厳死まで—:中川米造
- 生命と分子生物学:服部明彦
- 臓器移植の刑法上の問題—移植目的の臓器摘出は罪となるか—:山火正則
- 母性の光と闇—岡本かの子『母子叙情』をめぐって—:高良留美子
- 霊的世界と人間—生命問題と霊性の解放—:鎌田東二
- 生命論—物質と生命—:宇佐見義之
- 講演要旨
ひとの遺伝子についての科学と政策E・メンデルスゾーン
- 文芸
道:羽生槙子
- 研究の周辺
- アメリカ合衆国憲法におけるJ・アダムスの射影:竹尾 隆
- 「インホームド・コンセント」とその周辺:山本晴彦
- 私の研究 リーマン幾何とグラフ理論:立花俊一
- 書評
- 尹健次著『孤絶の歴史意識』:津田雅夫
- 桜井邦朋著『天文学史』:大成逸夫
- 高橋勉著『空間へのまなざし』:鈴木ユリイカ
- 湯田豊著『人間』—新しいヒューマニティの探求:吉原直樹
- 網野善彦他著『日本海と北国文化』:沼田 誠
- 松本健一著『「世界史のゲーム」を日本が超える』:額賀清孝
- 日本のかたち(六)屋 根:金丸壽男
- 歴史の証言
- 藩知事の情報源と統治感覚:石井日出男
- 労働・交換委員会代表フランケル:高橋則雄
- 随想
- 古典のと対話
- マルクスにおける社会主義の理念:松橋透
- 信太正三の<出撃としての実存>:柴田隆行
- 評論
- 反公害の思想と行動—田尻宗昭氏の主要業績を中心に—:清水嘉治
- 湾岸危機をどう見るか:酒井啓子
- 一九九〇年の朝鮮人強制連行問題:高崎宗司
- シュテファン・ハイムのアクチュアリティとわれわれの問題:塚田眞幸
- 連載評論 現代経済学と人間(2)
- 社会主義と市場:間宮陽介
- 第10号予告
- 執筆者紹介
- 編集後記:冨岡倍雄