- 評論の言葉 現代史を築く作業丹羽邦男
特集・変容する国家・体制・イデオロギー—<自由>の現在
- 評論
- 巻頭対談 世界史的転換と九〇年代日本の課題—国家・体制・民族の現在—:関曠野、尹健次
- 社会主義と資本主義—市民社会と世界システムの視座に立って—:平田清明
- 社会主義の激変と世界史の大転換:田中正司
- ペレストロイカにおける"選択"問題:藤田勇
- 東欧の社会革命:山田徹
- アフター・ヘゲモニーの行方:鳴瀬成洋
- 中国の政治的岐路:尾上兼英
- 民主化と労働組合:鎌田慧
- 象徴と人間のはざまに—坂口安吾と天皇制をめぐって—:赤坂憲雄
- 九〇年代女性学のセカンド・ステージ—女性学にフェミニズムの視点を—:金井淑子
- 文芸
213号室の夢:水野るり子
- 研究の周辺
- ヨーロッパ統合と税制の調和:青木宗明
- 宗教変容とシンクレティズム:藤田富雄
- 私の研究 地球の自然と人間の活動—素描—:岩男耕三
- 書評
- 『歴史と民俗』4:津田秀夫
- 間宮陽介他著『命題コレクション経済学』:北村隆之
- 清水嘉治著『市民世界の経済学』:丸岡洋司
- 唐亜明著『ビートルズを知らなかった紅衛兵—中国革命のなかの一家の記録』:大里浩秋
- 湯田豊監修・塚田真貫訳・マクス・ミュラー著『宗教学入門』:村松仙太郎
- 藤田勇著『近代の所有観と現代の所有問題』:松本克美
- 水澤勉著『この終わりの時にも』:額賀清孝
- 山内昌之著『瀕死のリヴァイアサン—ペレストロイカと民族問題』:桶舎典男
- 随想
- 和辻哲郎と横浜三渓園—私の横浜—:野沢浩
- ゲーテが使うパソコン:井上勝也
- 日本のかたち(五)オノゴロ島:金丸壽男
- 歴史の証言
- 小国駒の生産・移出と馬喰稼業:伊藤和美
- コミューン財務委員・ヴァルラン:高橋則雄
- 自著を語る『インド哲学と現代』:湯田豊
- 古典のと対話
- マルクスにおける社会主義の理念:松橋透
- 信太正三の<出撃としての実存>:柴田隆行
- 連載評論 現代経済学と人間(1)
- 没思想化する経済学:間宮陽介
- 執筆者紹介・第9号予告
- 編集後記:冨岡倍雄