- 植物譜(5) ササユリ:文・写真 荻原レイ二
特集・家族・国家・民族の現在
- 評論
- 巻頭対談 市民社会の変容—日本社会の現在と天皇制—:加藤周一、平田清明
- 中世的属地主義と現代国家:冨岡倍雄
- 教育・思想におけるエスニシティ—国際化社会の陥穽—:尹健次
- 国民社会と民俗社会—アフリカ伝統儀礼の現代性—:和崎春日
- 家族解体論の現在—「家族」する家族—:丸山 茂
- 北アイルランド紛争と法—現代イギリスの「民族問題と国家」の一断面—:田島泰彦
- 文芸
- 象徴天皇制と高度資本主義社会—日本人の「場所」—:吉本隆明
- 遠いわたし:鈴木ユリイカ
- 研究の周辺
- 自由民権家小野梓の構想した立憲国民像:吉井蒼生夫
- 世界経済解釈の新潮流—従属論・不等価交換論・世界システム論—:鳴瀬成洋
- 私の研究 整合と統合:小川水尾
- 書評
- 田中正司著『アダム・スミスの自然法学』:松橋 透
- 『歴史と民俗』3:永原慶二
- 黒沢惟昭他編『グラムシと現代』:倉田 清
- 佐藤司著『教育権の理念と現実』:島ノ江一彦
- 網野善彦・谷川道雄対談集『交感する中世』:小林一美
- 平田清明他編『いま、マルクスが面白い』:井上道晴
- 湯田豊著『ジークムント・フロイト』:三星宗雄
- 間宮陽介著『ケインズとハイエク』:額賀清孝
- 随想
- ローマ法と現代:江南義之
- 子連れ可能な社会に:中島道子
- 日本のかたち(二):ま ど 金丸壽男
- 研究会の紹介 社会・民族・国家研究会
- 写 真 中央アルプス宝釼岳・冬:菅野敏雄
- 歴史の証言
- 「楽山」争論:泉 雅博
- ドーミエと「諷刺画の時代」:高橋則雄
- りんごの寓話と事実を見る眼:桜井邦朋
- 仮設都市のなかの住空間:福井 通
- 有賀喜左衛門「家」論の位相:沼田 誠
- 古典のと対話
- 柳田国男『明治大正史・世相篇』を読む—歴史叙述の独創性—:橘川俊忠
- ガリレオの宗教裁判:三浦孝司
- コラム・吉本隆明・最近の発言から:原田広
- ハマの芸人伝:大久保久雄
- 執筆者紹介・第6号予告
- 編集後記