お知らせ
2022.02.18
歴史民俗資料学研究科 博士後期課程3年の冨樫明美さんが、公益財団法人 徳川記念財団の第19回 徳川奨励賞を受賞しました
歴史民俗資料学研究科 博士後期課程3年の冨樫 明美さんが、公益財団法人 徳川記念財団(理事長 徳川家広)の第19回 徳川奨励賞を受賞しました。徳川奨励賞は、日本近世史およびその関連研究にたずさわる若手研究者を奨励し、その研究を支援するために、徳川記念財団より贈られるものです。
受賞者氏名
冨樫 明美
賞の名称および学会名称
公益財団法人 徳川記念財団 第19回 徳川奨励賞
テーマおよび内容
「近世寺院の権威と山野支配 -寛永寺直末寺越後宝蔵院の研究-」(仮題)
江戸時代の越後(新潟)にあった宝蔵院は、将軍家の菩提寺であり朝廷に出自を持つ住職が居住した天台宗寛永寺の直末寺でした。将軍に代わって天下泰平・五穀豊穣などの祈祷を行い、そのことによって寺領(朱印地)を保障された地方寺院の一つです。学位論文では、妙高市が所蔵する古文書類(関山家文書)を検討し、天皇や将軍に連なる近世的な権威を帯びた寺院を中核に、地域に成立した寺院社会の実態に迫りたいと考えています。
受賞のコメント
今回の受賞は、日々刺激を与えてくれるゼミの皆さんと関口先生の応援あってのものです。近世の温泉への注目から、その運営主体であった寺院が形成した社会へと視野を広げることができました。夏休み明けのゼミで関口先生に勧められ応募しましたが、受賞を知った時は、驚くと同時に身の引き締まる思いがしました。「奨励」ですのでこれからですが、2023年6月までに成果報告ができるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。
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