お知らせ

2023.03.22

工学研究科建築学専攻とモンクット王工科大学による国際ワークショップ開催

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2022年12月16日~22日の1週間の日程で、工学研究科建築学専攻の授業にて国際交流ワークショップを行いました。このワークショップは、タイのモンクット王工科大学トンブリー校の学生と建築学専攻の修士1年生の学生の計約30人が共同で都市設計に取り組むという内容。コロナ禍の影響で、数年ぶりの対面開催となりました。計画敷地は、神奈川大学と包括連携協定を結ぶ鎌倉市を対象とし、6つのグループに分かれてそれぞれ提案を行いました。

工学研究科博士前期課程 建築学専攻1年 兼田 聖人さんのコメント

 タイの学生とは、英語でコミュニケーションをとるのですが、私は英語が得意ではないので、最初はコミュニケーションを取るのにかなり苦戦しました。しかし、横浜や鎌倉を案内しながらフィールドワークを行う中で、徐々にコミュニケーションに慣れてきて、お互いの意思疎通がうまくできるようになっていきました。私たちの班は、特にアニメや漫画の話で盛り上がり、仲が深まりました。タイの人たちも日本のアニメを数多く見ているようです。

また、図面や絵などのビジュアルを描きながら行うことで、スムーズに設計を進めることができました。建築設計を行っていく上で、即時にビジュアルとして表現できることは大きな武器になることを改めて実感しました。

 最終発表では、限られた時間の中で準備をしていましたが、どの班もおもしろい着眼点で提案ができました。私の班は、鎌倉の建物間に様々なコンセプトを持ったポケットパークが入り込むという提案をしました。他にも、川辺などの自然に寄り添った提案や鎌倉のシンボルである鳥居に着目した提案など様々でした。

 タイの学生含め1週間ほどみっちり設計を行いました。短い時間の中での課題でしたので大変でどのグループも辛そうに、でも楽しそうに作業をしていました。始まる前はかなり不安でしたが、これ以上ないくらい充実したものになり、非常に貴重な経験となりました。コロナ禍の影響により途絶えていた国際ワークショップでしたが、来年度以降も続いていくと嬉しく思います。