お知らせ

2024.09.03

神奈川区役所との連携イベント「かながわ区民カレッジ for Kids」を開催しました

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神奈川区役所との連携イベント「かながわ区民カレッジ for Kids」が開催されました。このイベントは、神奈川区在住・在学の小学生とその保護者を対象に、脱炭素社会実現のためにできることは何かを親子で楽しく学ぶことを目的に行われました。8月3日(土)にみなとみらいキャンパスのファブラボみなとみらい、8月18日(日)に横浜キャンパスの31号館建築ものづくり工房を会場として2日間行われ、計14組の親子が参加しました。

ファブラボみなとみらいでは、経営学部国際経営学科 道用大介准教授が講師となり、ペットボトルキャップを再利用したキーホルダーづくりを行いました。道用准教授は、プラスチックの使用量削減が呼びかけられている昨今、プラスチックを使用することが悪いのではなく再利用せずにごみにしてしまうことが問題であり、地球環境や生物の生態系を保持するためにもしっかりと資源を分別して循環させることが重要であると子どもたちへ話しました。

キーホルダーづくりでは、使用済みのペットボトルキャップを機械で粉砕してアイロンの熱で平たく溶かし、自分の好きな形にくり抜いたオリジナルキーホルダーを作りました。子どもたちは自分の洋服やバッグに付けたりお互いに作品を見せ合いながら、楽しんでワークショップに取り組みました。

31号館建築ものづくり工房では、建築学部建築学科 芹川真緒准教授と河内由希教務技術職員が講師となり、間伐材を利用した卓上カレンダーづくりを行いました。芹川准教授は、気候変動を抑制するためには森林を増やして育てていくことが重要である一方で、樹木が育ちすぎるとお互いの成長を邪魔してしまうため樹木の一部を伐採することも必要であり、その間伐材を有効に活用することが環境保全に繋がると説明しました。子どもたちは、神奈川県内の木造の伝統的建造物や高層建築物の事例を通して、木材利用や間伐材への理解を深めました。
 

卓上カレンダーづくりでは、河内教務技術職員の指導の下、神奈川県産のヒノキの間伐材を利用してオリジナル卓上カレンダーを作りました。子どもたちは実際に建築ものづくり工房の機械で木材が裁断される様子を見学した後、卓上カレンダーのデザインを考えて自分の好きな長さにノコギリで裁断しました。道具を使って手作業することの難しさを体感しながら、親子で協同して作品を完成させました。

今回のイベントを通じて、プラスチックや間伐材などの資源を循環させることの重要性を理解し、子どもたちがごみの分別など身近な行動から取り組むきっかけになることを期待しています。