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2022.04.05

【工学研究科】髙田晃さんが「日本建築学会大会若手優秀発表賞」を受賞しました

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工学研究科建築学専攻 博士前期課程1年の髙田晃さんが、2021年度日本建築学会大会学術講演会 建築歴史・意匠部門において「若手優秀発表賞」を受賞しました。
日本建築学会大会学術講演会において研究発表を行った者(筆頭著者)のうち、30歳未満(発表年度の4月1日現在)の学生、社会人の若手研究者等による優れた発表に対し授与されました。

テーマおよび内容

国登録有形文化財の登録抹消事例の実態 -202例の抹消理由の分析-

登録文化財制度における登録抹消事例の実態を調査しました。
築50年を超えた古い建物の中でも後世に残すべき貴重なものは、国から「文化財」として認定してもらうことができます。認定されたものを登録有形文化財といい、この登録有形文化財はその後重要文化財になることもあります。そのような貴重な建物が解体されてしまう事例が平成8年の制度発足以来202例あり、これらが解体に至った背景を研究しました。
調査を進めていくことで、建物の修繕費が所有者を悩ませていることや被災した際の助成金が不十分であったことなど、行政によるケアが不十分であること、そして使い手がおらず空き家になり荒廃してしまった事など文化財を取り巻く様々な問題の一部が浮き彫りになりました。

受賞のコメント

登録有形文化財と聞くと、国からお金を沢山もらって守ってもらっていると考える一般の方は多いと思います。しかし実際はそうではなく、苦心しながら日々建物を守っている方々がたくさんいます。私は、今後建築に関わる人間はそれらの課題を何らかの形で解決していかなければならないと思っています。その前にこの研究を通して課題点を“体感”することができたことは自身にとって良い経験だったと思いっています。さらに研究に対してこのような賞を頂けたことは大変嬉しく思います。

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