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2020.11.12

工学研究科工学専攻応用化学領域 井関 知宏さんが「日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム」で優秀発表賞を受賞しました

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2020年9月2日~9月4日にオンライン開催された「日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム」において、工学研究科工学専攻応用化学領域 井関 知宏さん(本橋輝樹研究室)が優秀発表賞を受賞しました。本シンポジウムは、セラミックスに関する科学・技術の情報の総合的交換を目指して毎年秋に開催されており、今回「複合イオン化合物の創製とキャラクタリゼーション」セッションにおいて『優秀発表賞』として選出されたものです。

井関さん受賞コメント

「オンライン開催という、これまでに経験したことのない発表形式で自身の発表が認められ、優秀発表賞を受賞できたことを大変うれしく思います。これもひとえに、先生方をはじめご指導、ご協力いただいた皆様のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。私の研究はまだまだ不透明な点も多いため、今後も目標である実用化に向けて研究を行っていきたいと思います」

研究内容

テーマ「欠陥構造形成によるブラウンミラーライト型Ca2AlMnO5+δ の酸素吸収放出特性制御」

本橋研究室で研究している「酸素貯蔵材料」は、「周囲の温度や雰囲気の変化に応じて酸素を可逆的に吸収放出する」という特性から酸素が関連するさまざまな環境・エネルギー分野での応用が期待されています。井関さんはそのなかでも、コストなどの面から酸素ガス製造技術に用いる材料として有望視されているものの実用化が難しいとされる「Mn系の材料」に注目し、試料の焼成条件が材料の特性に影響することを発見しました。

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