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2020.09.28

【学生の皆さん、保証人の皆様へ】後学期の授業開始にあたって

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神奈川大学では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、前学期の授業は全てオンラインで実施いたしました。オンライン授業は、学生の皆さんにとっても教職員にとっても初めての取り組みであり、不安も多いなかでのスタートでしたが、共に様々な工夫をしながらオンライン授業に取り組んでいただき、無事に前学期を終了することができました。大学の授業は、永く学問に取り組んでこられた先生方と、それに真摯に向き合い学ぶ学生の皆さんとの双方向の関係によって成り立つものです。学生の皆さんの弛まぬ努力と保証人の皆様のご協力に対し、深い敬意とともに心よりの感謝を申し上げます。

オンライン授業については、様々なメディアで多様な視点から評価等が行われていますが、本学が独自に行った「遠隔授業の有効性と課題に関する調査アンケート」結果からも、オンライン授業のメリットやデメリット、運営上配慮が必要な事項が明らかになりました。講義科目におけるチャット機能を活用した質問や復習等のための録画公開の有用性などについて肯定的な意見があった一方、教員とのコミュニケーションや学生同士のグループワークや議論に課題を感じている様子が伝わってきました。また、オンライン授業を受け続けることによる孤独感や身体的な不調などについての言及もありました。特に新入生については、入学式や対面によるガイダンスも行えず、友人ができないことや相談相手がいないことによる不安も大きかったことと思います。

これらの結果を踏まえて、後学期の授業をより充実した内容とするため、先生方には授業改善に反映していただきたい点をお伝えしました。具体的には、余裕をもった資料の配信、課題の量や提出ペースへの配慮と工夫、課題提示と学生の自習のみの授業とならないようフィードバックの機会を設けることなどです。また、後学期の授業開始前には、新入生と先輩学生との情報交換・交流の場となる新入生応援企画や、クラブ・サークルの勧誘企画をオンラインで実施することとしました。今後も、このような交流の場を設けることを計画したいと考えておりますので、ウェブ上の交流会の状況をみて、新入生を中心とした対面交流会の実施も検討します。また、心配なことや困ったことがあれば、これまでと同様に、相談内容に応じて該当の窓口に遠慮なく相談してください。

10月1日(木)から始まる後学期の授業については、7月30日に本学公式ホームページ等において公表したとおり、オンライン授業を継続するなかで安全対策を万全に施して実験・実習科目(卒業研究含む)や大学が許可した科目から対面授業を実施してまいります。これは、約1万8千人の全ての在学生をキャンパスに受け入れながら、「3つの密」を大学の日常生活から徹底的に排除して対面授業を全面再開することは現時点では難しいこと、海外からの留学生の入国が未だ認められていないこと、依然として学生の広範囲での移動が感染のリスクを伴うものであることなどから、総合的に判断したことによるものです。

図書館においては、卒業論文や学位論文のために図書館を利用する必要のある学部4年次生と大学院生を対象に、事前申し込み制による利用を開始します。これについても状況を確認しながら、対象を拡げることを検討してまいります。このように、徐々にキャンパス内に入構する学生を増やしながら、より万全な対策を講じ、学生の皆さんが安心して学べる環境を整えてまいります。

後学期においても対面授業が皆さんの期待通りに実施されないことについて、多くのご意見をいただいています。真摯に受け止め、大学としての対応を継続的に検討しているところですが、後学期の授業開始にあたり、これまでの本学の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応についてご報告するとともに、基本的な対応の考え方について述べさせていただきます。

本学の新型コロナウイルスへの対応は、WHO(世界保健機関)が「国際的な緊急事態」を宣言した1月30日より早い1月24日、学長を本部長とする緊急対策本部を設置したことから始まりました。これは、本学教員の持つ海外の大学との強いネットワークや、本学が学術交流協定を締結する世界約160大学から得られた各国のリアルタイムの情報に基づき、海外渡航の制限をはじめとした感染防止に関わる様々な対策を講じることが必要になると判断したことによるものです。その後、日本国内でも感染が拡大するなかで、いわゆる「3つの密」を避けることが謳われるようになり、卒業式や入学式の中止を決定せざるを得ない状況となったことは、学長として筆舌に尽くしがたい痛恨の極みでありました。さらに、国による「緊急事態宣言」が発出され、人と人との接触機会を極力8割削減することが要請された4月7日には、前学期の全ての授業をオンラインにて行うことを決定し、前学期が終了する8月1日までの学内入構禁止を決定いたしました。

この決定は、日本全国、そして海外の様々な国から本学に集う約1万8千人の学生の皆さんの安全と健康を最優先に考えた結果であり、通常の対面授業を実施することが困難であっても、本学で学ぶ学生の皆さんの学修継続のために授業実施を最優先に考えた結果です。そして、国連のSDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という思いです。この考えは、今後も変わるものではありません。

5月25日には緊急事態宣言が解除されましたが、直ちに「3つの密」を回避して通常の対面授業を実施することは困難であることや、自宅外通学者のなかには前学期授業がオンラインとなったことで地元に戻っている学生も多かったこと、自宅から通う学生のなかにも公共交通機関を使って県境をまたぐ長距離の移動が必要な学生がおり通学時での感染が心配されることなどから、前学期終了時までオンライン授業と学内入構禁止を継続する判断をいたしました。一方で、本学では「新しい生活様式」に対応した授業や課外活動の在り方を検討し、段階的に学生をキャンパス内に迎える準備をはじめました。大学院においては、6月下旬の修了年次生の入構許可を皮切りに段階的に対象を拡げ、十分な感染予防対策のもとで、一部の修士課程1年次生を除き対面による研究が行われています。

学部生においても、8月3日から始まった夏季集中講義において、徹底した感染拡大防止措置の下に、実験・実習等の一部科目で対面授業を実施しました。また、課外活動についても、大学が特別に許可した課外活動団体(重点強化部等)から順次活動を再開するとともに、感染予防や安全対策の面で十分な体制が組織的に確保できる団体について、活動再開の可否を判断できるようガイドラインの策定をすすめています。これまで、学生の皆さんや担当の先生方、関係の皆さんによる十分な感染防止対策の結果、学内での感染の報告事例はありません。ただし、学外における活動を含めると、8月になってから急激に本学保健管理センターへの新型コロナウイルス関連の相談が増加しており、予断を許さない状況であることに変わりはありません。

小学校から高等学校では対面授業を行っているのに、なぜ大学ではできないのかとの声を多くの方からいただきますが、大学特有の事情があることについて、ご理解いただきたいと思います。

大学では、学生ひとり一人の時間割は異なり、キャンパス内の複数の講堂を移動して授業を受けることから、不特定多数による施設や機器の共用なども想定されます。このような状況のなかで、感染者や濃厚接触者が発生した場合、学内での活動状況の確認や接触者の特定をして、出席停止や校舎内の消毒などの措置を行うことになります。対象が広範囲に及ぶ場合には臨時休業等の措置も必要になるかもしれません。大学生の活動範囲は小学校から高等学校までと比べて格段に広く、キャンパス内だけなく、アルバイトや社会的活動を行っている周辺地域にまでその影響が及ぶことも考えられます。また、オンライン授業との併用が避けられないなかで一定数の対面授業を実施すると、学生のほとんどが対面授業とオンライン授業の両方を受講するためにキャンパス内に滞在することになりますので、「3つの密」の回避と十分な感染防止対策を講じることは困難です。さらに、対面授業の再開を強く望まれる方がいる一方で、キャンパスへの通学を不安に感じている方がいることにも思いを致さなければなりません。

大学で対面授業の実施を心待ちにしていた学生の皆さんやご家族の皆様のお気持ちを思うと心が痛みますが、大学としても、一日も早く、学生の皆さんが元気にキャンパスに戻ることができるよう、ウィズコロナ時代にふさわしい授業運営の方法の開発や大学内の施設の整備などをすすめてまいります。今しばらくは、状況に応じた段階的な対応を進めてまいります。引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

2020年9月28日

学校法人神奈川大学理事長
神奈川大学長
兼子 良夫

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