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2018.03.22

工学部 松本光広准教授の研究課題が「公益財団法人 日立財団」の2017年度(第49回)倉田奨励金に採択されました

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工学部 松本光広准教授の研究課題が「公益財団法人 日立財団」の2017年度(第49回)倉田奨励金に採択されました

本助成は、科学技術の振興を通じて社会課題解決と経済成長の両立を図るSociety5.0※実現に貢献することを目的に、自然科学分野あるいは自然科学と社会科学の融合分野で基礎的・応用的研究を行う研究者に交付しています。
※Society5.0とは、内閣府における「第5期科学技術基本計画」内で使用されている言葉。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く新たな社会を生み出す変革を科学技術イノベーションが先導して形成するものを指します。

松本准教授の研究では、「指向性のない光を集光する多面鏡の開発」をテーマに、三次元の天空全体から、集光することが難しい指向性のない散乱光のみを一点に集光できる集光器の開発に取り組んでおり、三次元の天空全体から指向性のない散乱光を一点に集光できれば、集光した光を熱や光エネルギーとして有効に利用することができます。
本研究では、集光効率を100%として、多面鏡の単位面積あたりの集光効率を上げるために必要な多面鏡の設計方法を構築し、構築した設計方法を用いて、実際に多面鏡を作成します。作成した多面鏡を用いて、指向性のない拡散光によって多面鏡の性能を評価します。

このたびの採択について松本准教授は、「倉田奨励金という歴史ある助成に採択されたことを、大変光栄に思います。今回この助成金を頂き、研究を続けていくことができること、また新たな挑戦ができることを喜んでいます。今後研究目標の達成に向けて、多く成果をあげられるように、日々研究に励みたいと思います」とコメントされました。

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