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2024.12.03
横浜市立浦島小学校の総合的な学習の時間を理学部鈴木教授がサポート
横浜市立浦島小学校5年2組の総合的な学習の時間において、本学理学部鈴木健太郎教授が10月23日、11月18日の2日間、授業サポートを行いました。
同小学校5年2組は今年度、総合的な学習において「標本の魅力を伝えて、生態を守る取組みを調べていくこと」を課題として年間を通じた取組みを行っています。児童は複数のグループに分かれ、石、虫、葉脈、鳥の羽、花、貝殻などを集め、標本を制作していました。その中で至近にキャンパスを構える本学に授業サポートの依頼があり、この度の連携に至りました。
児童から制作した標本の説明を受けた鈴木教授は、「基本的な標本の作り方を自ら調べ、見せる工夫までよくできている」と評価するとともに、実際に標本を活用する立場として、標本の目的や魅力について児童に向けて説明しました。「優れた標本は未来へのタイムカプセル」と表現し、「当たり前のことを未来に残すことはとても大事であり、それが未来に繋がることもある」など数々のメッセージを児童に送りました。
児童からは「標本に添える説明はなぜ必要なのですか?」「その標本の魅力を伝えるにはどのような工夫がありますか?」「どうしたらきれいなままの標本ができますか?」など数々の質問があがりました。鈴木教授がそれらの質問に回答すると、興味深く頷く児童の姿がとても印象的でした。
授業の最後に鈴木教授は、「多くの疑問、興味をもって取り組んでいることが素晴らしい」と述べつつ、「これらの取り組みを行うことでわからなかったことや苦労したことがどんなことだったか、今一度考えてほしい」と児童に問い、「どのような取組みにおいても、それらを理解しているかどうかが最も大事であり、それらがあるからできる努力がある。」と伝えました。