お知らせ
2018.03.01
「五七五の向こう側―神奈川大学全国高校生俳句大賞20回記念」が刊行されました

神奈川大学では、1998年に全国の高校生を対象にした「神奈川大学全国高校生俳句大賞」を創設。このたび20回を記念し、これまでのシンポジウムを収録した『五七五の向こう側』を刊行しました。
「季語はフィクション?」「一茶の女性関係」など、小見出しを拾うだけでもわかるとおり、これまでにない視点から、本大賞選者でもある金子兜太・宇多喜代子・大串章・長谷川櫂・黛まどか・復本一郎など一流の俳人たちが独自の俳論を展開し、本音で熱い議論を闘わせています。俳句についての新しい世界を提示してくれる一書です。
目次
立案者としてひとこと 復本一郎
1. 俳句にとって季語とはなにか――実感をのせる
2. 二物配合――俳句の構造
3. 俳句における笑い――おもろうてやがて悲しき
4. 私の好きな一茶の句――生きもの感覚
5. 一茶と井月――人事句に注目しつつ
6. 子規の彼方に――脱「月並」
あとがき