研究インテグリティ

昨今の研究活動の国際化やオープン化に伴い、研究者が意図せず利益相反・責務相反に陥る危険性や、安全保障上の技術流出を生じる等の新たなリスクが指摘されています。国際的に信頼性のある研究環境の構築のためには、研究の健全性・公正性といった研究インテグリティの確保が必要とされています。こうした中、令和3年4月27日の統合イノベーション戦略推進会議において、「研究活動の国際化、オープン化に伴う新たなリスクに対する研究インテグリティの確保に係る対応方針について」が政府の方針として決定されました。政府の方針では、研究者は大学（所属機関）に対して適切に情報開示し、大学（所属機関）はそれらの情報を元に適切にリスク管理することが求められています。