Matsuzawa Kazumitsu

松澤 和光 教授

所属
工学部
電気電子情報工学科
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専門分野

人工知能、自然言語処理

キーワード

Profile

出身地/横浜市神奈川区
生年月日/1953年
趣味/(講義で使用する)パワーポイントによる「動く」資料作成
子供の頃の夢/コピーライター
尊敬する人/父、 G.M.ワインバーグ
愛読書/『涼宮ハルヒ』シリーズ、『キノの旅』シリーズ、『十二国記』シリーズ
血液型/C型(O型だったが切れた)
家族構成/妻×約1名 + ダンゴ(男子)3兄弟
好きな映画/「スター・ウォーズ」第1作、「風の谷のナウシカ」
好きな音楽/浜崎あゆみ、小田和正
好きな食べ物/マシュマロ
好きな国/南極

「学生にウケる授業」を構築する。 それが私の使命です。

生身の人間同士もコンピュータも、コミュニケーションが大切

私が担当している「情報システム基礎」(2年前期)は、電子情報という広大な分野の全体像を把握し、基本的な概念・考え方を身につけるための科目です。国家資格である「基本情報技術者」試験に合格可能な技術レベルを一つの指針として、コンピュータのハード・ソフトからネットワーク、世の中のさまざまな情報システムや人工知能ロボットまで、幅広い技術を紹介します。
授業は独自に制作したアニメーション風の動画やビデオなどを駆使し、まったく予備知識のない人でも楽しくわかりやすく学べるように工夫しています。また、毎回の授業でアンケートを取り、そこで出された質問には次回の授業で答えるリクエストタイムを設けています。ラジオの電話リクエスト番組ではないですが、自分の書いたコメントが授業で取り上げられると、やはり学生もうれしいようです。
私の専門はコミュニケーション工学です。ネットワーク社会でのコンピュータを介した新しいコミュニケーションを、より人間性豊かで利便性の高いものとするため、言葉と知能に関するテクノロジーの研究を進めています。ですから、授業も一方通行にならないように、学生とのコミュニケーションを心がけています。
そうした私の思いが通じたのか、本授業が2006年度前期の工学部「優秀講義賞」を受賞したことは、私の大きな誇りです。

自分の「モノサシ」を創り上げ、自分なりの幸せを実現しよう

私は大学院修了後、2002年3月までNTT研究所に勤務していました。LSI(大規模集積回路)の設計から製造、ヒューマンインタフェース、エキスパートシステム、人工知能など、ハードウェアからソフトウェアまで幅広い研究を行っていました。そんなとき、非常勤講師の機会を得てある大学で講義をしたら、思いのほか学生にウケたものですっかり味をしめてしまい、「授業で学生のウケを取る快感」を究めたい一心で現職に転進しました(笑)。
学生の皆さんには、「幸せの基準はいつも自分のモノサシで決めて」(♪浜崎あゆみ)ほしいと思ってます。高校までに習った世の中のいろいろなモノサシを参考に、「自分のモノサシ」を創り上げるのが大学です。ほかの誰が何を言おうと、自分の人生は自分で決め、自分なりの幸せを実現すべきだと思うのです。
「人に、社会に、役立ちたい」という工学者の使命も、最後は自分自身の幸福につながっていくのが自然だと思います。そんな皆さんの「幸せのモノサシづくり」に役立つような、さまざまな考え方、モノの見方を提供できる授業。工学の専門科目といえども、そんな大それた野望(?)を秘めて講義してます。そこを感じ取って学んでいただけたら本望です!

コミュニケーション工学研究室

人間味のあるコミュニケーションをコンピュータで支援する

「猫が寝ころぶ」などのダジャレは役に立たない無意味な言動に見えますが、音や意味が似た言葉を連想する機能は、人間の思考の重要な要素とも考えられています。実際に、ダジャレは印象的な商品名やニュース記事の見出しなどに使われて役立っていますし、情報検索では意味の似た記事も探せると便利です。 そこでこうした利用をコンピュータを使って支援するため、単語の音の近さを測るプログラムツール「駄洒連具」や、言葉の意味をデータ化した「概念ベース」を開発しました。これらの技術を使って、インターネットにあふれる雑多な情報の中から本当に必要な知識を抽出したり、日常で交わしている会話を感性的な面から支援するなど、多様な技術・サービスの研究を推進しています。

Photos

  • 栄えある第1回工学部優秀講義賞(2006年前期)を受賞したときの盾と賞状。選考は学生の意見調査を参考に審議された。学生にウケた授業の証として、授業内容が評価された喜びはひとしお

  • NTT研究所勤務時代の1998年に発表した、だじゃれマシーン。「ビーチ・ボーイズの踊り子」など、登録された単語をコンピュータが組み合わせて、“永久”にだじゃれを吐き出し続けるので、その名も「“B級”機関」

SDGsの取組み

地域課題

SDGs・地域課題について

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