Sekiguchi Masahide

関口 昌秀 教授

所属
経営学部
経営教職課程
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専門分野

教育学

キーワード

Profile

出身地/茨城県
子供の頃の夢/バスの運転手、電車の運転手、野球選手
愛読書/ハンナ・アーレントの作品
好きな食べ物/スイカ、鰻

「教員になりたい」という学生の夢を座学や模擬授業を通じて全面的にサポートする。

学生の成長を見るのが大きなやりがい

私は現在、中学校・高等学校の教員免許取得をめざす学生に向けた、教職課程の授業を担当しています。専門は「教育心理学」です。子どもから大人になる過程で、知能がどのように成長していくのか、主に「発達」と「学習」というふたつの視点から考え、教育に活用していく分野ですね。例えば、親子関係や友人関係といった周囲の環境が、人格の形成にどのような影響を及ぼしているのかといったことを紐解いていきます。

座学の授業はもちろんのこと、学生が実施した模擬授業に対するフィードバックなども行い、教育実習に出る学生を全面的にサポートしています。1年次に受け持った学生を4年間にわたって教えることもあり、教員として目標に向けて成長していく様子をそばで見ることができる点は、私にとって大きなやりがいになっています。

授業において意識していることは、こちらからはあまり口出しせず、なるべく学生自身に考えてもらうことです。もちろん、教員になるには免許取得に向けた勉強が必要ですが、それ以上に、熱意がなければ良い教員になることはできません。そして、どうすれば子どもたちにわかりやすく授業の内容を伝えられるのか、学生自ら考えることが、「教員になりたい」という熱意につながっていくと考えています。

一度きりの人生、好きなことを楽しんでほしい

私はもともと理系の人間で、大学でもそちらの道に進んでいました。しかし、山で遭難して生死の境をさまよったり、大失恋を経験したりと、人生における大きな出来事を経て、自らを見つめ直したいという思いから哲学を学びたいと考えるようになりました。そして、そのまま文系へと転部して「教育哲学」という学問を学んだことが、現在の仕事へとつながりました。

このように、私自身、決してまっすぐな道を歩んできたわけではないので、学生にも自分の生きたいように生きてもらいたいと考えています。教職課程を担当する立場としては、教員になるためには視野を広げておく必要があるので、部活動やアルバイトなど、勉強以外にもさまざまな経験を積んでおいてほしいと思います。もちろん、自分自身が楽しいと思えることでかまいません。そして、夢が叶って教員になったあとも、当初の気持ちを忘れず、勉強を続けるようにしてほしいと思います。

私が授業で関わった学生には、素敵な教員になってほしいと思っています。しかし、教員免許を取得したからといって、必ず教員にならなければならないということはありません。私もいろいろと回り回ってきたから言えることですが、人生は自由です。たった一度きりの人生ですから、自分のやりたいことを精一杯やってほしいと思います。

Photos

  • これは「刈り払い機」と言います。草を刈る機械です。ほとんど毎週、田舎へ帰って、草刈りをするというのが、わたしの最近の生活スタイルです。草刈りは春、夏前、秋と、年に3回位するのが望ましいのですが、実際には、年に1回しかできないときもあります。そうすると、草が2メートル以上になることもあります。「富士には月見草がよく似合う」と太宰治は言いましたが、その「月見草」の仲間で日本に帰化した「オオマツヨイグサ」は2メートル以上になります。花は黄色でたしかに綺麗ですが、草刈りの対象です。そうしないと、隣の畑に種が飛んで行って迷惑になるからです。長くなった草を刈るのは重労働ですが、体力づくりと気分転換になることがメリットです

  • これは「チェーンソー」、電動ノコギリです。これは中型のチェーンソーで、直径20センチメートル位までの木を切れます。30年以上も草刈りをしていないと、太い木が生えていることがあるのです。近くにあるケヤキ、ツバキなど、木の種も飛んで来ますから、草刈りをしないでおくと、そういう木が生えてしまうのです。そういうときに使います

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