神奈川大学は、日頃から地元自治体との連携を強化し、本学が所有する教育・研究の成果を広く地域に公開・還元し、地域貢献を図ることに努めております。その一貫として図書館も広く社会人及び高校生に公開し、114万を超える所蔵資料をご利用いただいております。
　さて、本年は横浜開港150周年を祝い、市内各地でさまざまな行事が行われています。神奈川大学図書館では、日ごろ皆さんには直接ご利用いただけない貴重書も多数所蔵しており、その中にはペリー提督来航から開港にかけての横浜に関する資料や、幕末から明治期にかけての関連資料もたくさん含まれております。そこで、今回はそれらの資料を広く皆さんにご覧いただくことといたしました。
　「ペリー艦隊日本遠征記」をはじめ当時一寒村に過ぎなかった横浜周辺の地図、開港後の横浜の姿を捉えた写真など、時の流れとともに風格を帯びた資料は、その歴史の重さを語りかけて来るようです。これら現物の資料をご覧になり、復刻版では感じることのできない150年前の息吹を感じていただければ幸いです。
　期間中は、多数の資料の中から少しでも多くのものを見ていただけるように、展示資料の一部入れ替えも行います。どうぞ、二度、三度と足をお運びください。