"聖地"に置き去りにされた娘は それでも一目 実の親に逢いたかった
黄土高原が果てしなくつづく「中国革命の聖地」延安。 貧しい農村の娘・海霞(ハイシア)は、生まれてすぐに自分を棄てた実の親を捜していた。 彼女の両親は、文化大革命の時代、毛沢東の指令によって北京から下放された紅衛兵だった。 「私は、なぜ生まれ、棄てられたのか?」。 彼女の激しい思いが引き金となり、かつての紅衛兵たちの間に忌まわしい記憶がよみがえる。
(パンフレット作品紹介より)
延安の娘/2002年/120分/配給:蓮ユニバース
●監督/池谷 薫 ●撮影/福居 正浩 ●編集/吉岡 雅春 ●音楽/三宝(San-Bao)
●取材/大谷 龍司・李 岳林・張 景生 ●プロデューサー/権 洋子
●共同製作/蓮ユニバース NHKエンタープライズ21
「延安の娘」公式サイト●

2002年 ベルリン国際映画祭 正式招待作品
2002年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー映画賞 ほか受賞
「延安の娘」は個人と歴史をつづる壮大な叙事詩である
シカゴ・サン・タイムズ●
「延安の娘」が語るもの 岩本真紀(アップデート)
すごい映画を見た。中国の文化大革命の傷跡を描いたドキュメンタリーだ。
何がすごいってカメラの前で自分の過去も恥もすべてさらけ出す人々のパワーだ。
朝日新聞/名古屋夕刊/2003年11月21日●
|