スタートアップエコシステム形成の取り組み

横浜市は2019年1月に、研究者・技術者、起業家、学生などの人材が、組織を越えてネットワークを広げ、新たなイノベーションを横浜から創出していく「イノベーション都市・横浜」を宣言しました。

このような流れの中、グローバルR&D拠点、スタートアップ機能が集積する横浜都市部の強みを生かし、一般社団法人横浜みなとみらい21および本学を含めた市内4大学が2020年度JST社会還元加速プログラム(SCORE)の採択を受け、技術シーズの事業化、起業家育成プログラムの構築、起業を支援する人材の育成等のスタートアップエコシステム形成の取り組みを行いました。

本学では、みなとみらいキャンパス1Fで運営する「ファブラボみなとみらい」を横浜のテックハブと位置づけ、利用促進のワークショップや、環境の充実を行うとともに、アントレプレナー創出に向けた社会人、中高生向けのプログラムを実施いたしました。

横浜市では「イノベーション都市・横浜」の象徴となるロゴマーク・ステートメントとして「YOXO(よくぞ)」を決定し、スタートアップ成長支援拠点(YOXO BOX)、スタートアップ相談窓口が設置され、スタートアップの成長支援を目的とした各種プログラムが開設されています。

本学はこの取り組みを推進する横浜未来機構の活動に参画し、横浜におけるスタートアップ創出に向けた取り組みを推進しています。

テックハブ(ファブラボみなとみらい)の構築

3Dプリンタ等のデジタル工作機器を設置した「ファブラボみなとみらい」を運営しており、アイデアのプロトタイプ制作が可能な場所として、本学学生だけでなく学外の方にも広く開放しています。
利用促進のためのイベントや、環境・経済・社会的課題解決に向けたラピッドプロトタイピング制作を目標としたワークショップも随時開催し、事業創出のきっかけとなることを目指しています。

アントレプレナーの創出に向けた取り組み

起業や事業創発に必要な知識の習得や具体的な計画への落とし込みをフォローする様々な生涯学習プログラムを構築しています。また本学内における起業や事業創発を支援できる人材の育成に取り組んでいます。